百人一首の読み上げ音声を動画でご覧いただけます。歌番号順で順番通りに全部読み上げるものと、ランダムに再生するものがあります。どちらも無料のフリー音声で、アプリ等は不要です。読み上げ速度はゆっくりめです。A級専任読手の女性による本格的な朗詠なので、小倉百人一首かるたの練習用音声におすすめです。
目次
- 1 小倉百人一首の読み上げ動画:歌番号順
- 2 小倉百人一首の読み上げ動画:ランダム再生
- 3 小倉百人一首の読み上げ動画:一首ずつ選択して再生
- 3.1 【序歌】難波津に さくやこの花 冬ごもり いまは春べと さくやこの花(王仁)
- 3.2 【1】秋の田の かりほの庵の とまをあらみ わが衣手は 露にぬれつつ(天智天皇)
- 3.3 【2】春すぎて 夏来にけらし しろたへの 衣ほすてふ 天の香具山(持統天皇)
- 3.4 【3】あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む(柿本人麻呂)
- 3.5 【4】田子のうらに うちいでて見れば しろたへの 富士の高嶺に 雪はふりつつ(山辺赤人)
- 3.6 【5】おくやまに 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき(猿丸大夫)
- 3.7 【6】かささぎの わたせる橋に おく霜の しろきを見れば 夜ぞふけにける(大伴家持)
- 3.8 【7】あまの原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも(阿部仲麿)
- 3.9 【8】わがいほは 都のたつみ しかぞ住む よを宇治山と 人は言ふなり(喜撰法師)
- 3.10 【9】花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町)
- 3.11 【10】これやこの ゆくもかへるも わかれては しるもしらぬも 逢坂の関(蝉丸)
- 3.12 【11】わたの原 やそしまかけて こぎいでぬと 人にはつげよ あまのつりぶね(参議篁)
- 3.13 【12】あまつ風 雲のかよひぢ ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ(僧正遍昭)
- 3.14 【13】つくばねの みねよりおつる みなのがは こひぞつもりて ふちとなりぬる(陽成院)
- 3.15 【14】みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれそめにし われならなくに(河原左大臣)
- 3.16 【15】きみがため 春の野にいでて わかなつむ わが衣手に 雪はふりつつ(光孝天皇)
- 3.17 【16】たちわかれ いなばの山の みねに生ふる まつとし聞かば いま帰り来む(中納言行平)
- 3.18 【17】ちはやぶる かみよもきかず 竜田川 からくれなゐに みづくくるとは(在原業平朝臣)
- 3.19 【18】すみのえの 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ(藤原敏行朝臣)
- 3.20 【19】なにはがた みじかきあしの ふしの間も あはでこの世を すぐしてよとや(伊勢)
- 3.21 【20】わびぬれば いまはたおなじ なにはなる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ(元良親王)
- 3.22 【21】いまこむと いひしばかりに 長月の 有明の月を まちいでつるかな(素性法師)
- 3.23 【22】ふくからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐と言ふらむ(文屋康秀)
- 3.24 【23】月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど(大江千里)
- 3.25 【24】このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉の錦 神の随に(菅家)
- 3.26 【25】なにしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな(三条右大臣)
- 3.27 【26】をぐらやま 峰のもみぢば 心あらば いまひとたびの 行幸待たなむ(貞信公)
- 3.28 【27】みかの原 わきて流るる いづみがは いつみきとてか 恋しかるらむ(中納言兼輔)
- 3.29 【28】やまざとは 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば(源宗于朝臣)
- 3.30 【29】こころあてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花(凡河内躬恒)
- 3.31 【30】ありあけの つれなく見えし わかれより あかつきばかり 憂きものは無し(壬生忠岑)
- 3.32 【31】あさぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪(坂上是則)
- 3.33 【32】やまがはに 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり(春道列樹)
- 3.34 【33】ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ(紀友則)
- 3.35 【34】たれをかも 知る人にせむ たかさごの 松も昔の 友ならなくに(藤原興風)
- 3.36 【35】ひとはいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける(紀貫之)
- 3.37 【36】夏の夜は まだよひながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ(清原深養父)
- 3.38 【37】しらつゆに 風のふきしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける(文屋朝康)
- 3.39 【38】わすらるる 身をば思はず ちかひてし 人の命の をしくもあるかな(右近)
- 3.40 【39】あさぢふの をののしの原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき(参議等)
- 3.41 【40】しのぶれど 色にいでにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで(平兼盛)
- 3.42 【41】恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか(壬生忠見)
- 3.43 【42】契りきな かたみに袖を しぼりつつ すゑの松山 波こさじとは(清原元輔)
- 3.44 【43】あひ見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり(権中納言敦忠)
- 3.45 【44】あふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし(中納言朝忠)
- 3.46 【45】あはれとも 言ふべき人は 思ほえで みのいたづらに なりぬべきかな(謙徳公)
- 3.47 【46】由良のとを わたる舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな(曽祢好忠)
- 3.48 【47】やへむぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり(恵慶法師)
- 3.49 【48】風をいたみ 岩打つ波の おのれのみ 砕けて物を 思ふ頃かな(源重之)
- 3.50 【49】みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ思へ(大中臣能宣朝臣)
- 3.51 【50】君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな(藤原義孝)
- 3.52 【51】かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを(藤原実方朝臣)
- 3.53 【52】明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな(藤原道信朝臣)
- 3.54 【53】なげきつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき 物とかは知る(右大将道綱母)
- 3.55 【54】わすれじの 行く末までは かたければ けふをかぎりの 命ともがな(儀同三司母)
- 3.56 【55】滝の音は 絶えてひさしく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ(大納言公任)
- 3.57 【56】あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな(和泉式部)
- 3.58 【57】めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな(紫式部)
- 3.59 【58】有馬山 猪名の笹原 風ふけば いでそよ人を 忘れやはする(大弐三位)
- 3.60 【59】やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな(赤染衛門)
- 3.61 【60】大江山 いくのの道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立(小式部内侍)
- 3.62 【61】いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな(伊勢大輔)
- 3.63 【62】夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関は許さじ(清少納言)
- 3.64 【63】いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな(左京大夫道雅)
- 3.65 【64】朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木(権中納言定頼)
- 3.66 【65】うらみわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ(相模)
- 3.67 【66】もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人も無し(前大僧正行尊)
- 3.68 【67】春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ(周防内侍)
- 3.69 【68】心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな(三条院)
- 3.70 【69】嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり(能因法師)
- 3.71 【70】さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ(良暹法師)
- 3.72 【71】夕されば 門田の稲葉 おとづれて 葦のまろやに 秋風ぞ吹く(大納言経信)
- 3.73 【72】音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の 濡れもこそすれ(祐子内親王家紀伊)
- 3.74 【73】高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ(権中納言匡房)
- 3.75 【74】うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを(源俊頼朝臣)
- 3.76 【75】ちぎりおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋も往ぬめり(藤原基俊)
- 3.77 【76】わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 雲居に紛ふ 沖つ白波(法性寺入道前関白太政大臣)
- 3.78 【77】瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ(崇徳院)
- 3.79 【78】淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守(源兼昌)
- 3.80 【79】秋風に たなびく雲の 絶え間より 洩れ出づる月の 影のさやけさ(左京大夫顕輔)
- 3.81 【80】ながからむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は 物をこそ思へ(待賢門院堀河)
- 3.82 【81】ほととぎす 鳴きつるかたを ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる(後徳大寺左大臣)
- 3.83 【82】思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり(道因法師)
- 3.84 【83】世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる(皇太后宮大夫俊成)
- 3.85 【84】ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき(藤原清輔朝臣)
- 3.86 【85】夜もすがら 物思ふ頃は 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり(俊恵法師)
- 3.87 【86】なげけとて 月やは物を 思はする かこち顔なる 我が涙かな(西行法師)
- 3.88 【87】村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕暮れ(寂蓮法師)
- 3.89 【88】難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき(皇嘉門院別当)
- 3.90 【89】玉の緒よ 絶えなば絶えね 長らへば しのぶることの 弱りもぞする(式子内親王)
- 3.91 【90】見せばやな 雄島の海人の 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変はらず(殷富門院大輔)
- 3.92 【91】きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む(後京極摂政前太政大臣)
- 3.93 【92】わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間も無し(二条院讃岐)
- 3.94 【93】世の中は 常にもがもな 渚こぐ 海人の小舟の 綱手かなしも(鎌倉右大臣)
- 3.95 【94】み吉野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさと寒く 衣打つなり(参議雅経)
- 3.96 【95】おほけなく 憂き世の民に おほふかな 我が立つ杣に 墨染の袖(前大僧正慈円)
- 3.97 【96】花さそふ あらしの庭の 雪ならで ふりゆく物は 我が身なりけり(入道前太政大臣)
- 3.98 【97】来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ(権中納言定家)
- 3.99 【98】風そよぐ 楢の小川の 夕暮れは 禊ぞ夏の しるしなりける(従二位家隆)
- 3.100 【99】人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は(後鳥羽院)
- 3.101 【100】ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり(順徳院)
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