古文

古文の単語帳おすすめ一覧┃マドンナやゴロゴで東大 早稲田 marchを受験?

古文単語帳おすすめ一覧┃マドンナやゴロゴで東大 早稲田 marchを受験?

投稿日:2018年5月29日 更新日:

古文単語帳にはたくさんの種類がありますので、いったいどれを使えばよいのか悩んでしまいますよね。そこで、人気の単語帳の中から厳選した5冊を比較して、おすすめ順にランキング形式でご紹介します。東大・早稲田などの難関大学にも対応できる受験参考書を使って、古典を得意科目にしましょう。

Sponsored Link

1位:最新版 土屋の古文単語222

東大・早稲田など、難関大学向け

総合評価 ★★★★★(5/5)
レベル ★★★★★(5/5)
覚えやすさ ★★★★★(5/5)
見やすさ ★★★☆☆(3/5)
著者の信頼度 ★★★★☆(4/5)

著者の土屋先生は予備校の人気講師で、大学教授でもあります。長年の指導経験にもとづいた古文の知識のエッセンスがこの単語帳に凝縮されています。

収録されている古文単語は、厳選された重要なものばかりです。222語というのは、一見、すくないように思われますが、関連する単語をイモづる式に覚えていくことによって、どんな問題にも対応できる単語力を身につけられます。

最小限かつ最大限の効果を発揮するのがこの単語帳なのです。

覚えづらい古文単語も、五七調のリズムにのって、イメージをふくらませて覚えられるので、すんなりと頭に入ります。

また、2015年に改訂された最新版では、本についているQRコードを読みとって土屋先生の講義動画を見られるというオマケつきです。

 
※参考:古文単語の覚え方 – 『土屋の古文単語222』を使った勉強法

 

2位:マドンナ古文単語230 パワーアップ版

難関大学向け

総合評価 ★★★★☆(4/5)
レベル ★★★★☆(4/5)
覚えやすさ ★★★★☆(4/5)
見やすさ ★★★★★(5/5)
著者の信頼度 ★★★☆☆(3/5)

荻野文子さん、通称「マドンナ先生」は、上智大学の国文科出身の人気予備校講師です。

この単語帳の特徴は、使いやすくて見やすいことです。

色とりどりのかわいいイラストが入っていて見やすいデザインです。また、付録で古文の単語カードがついているので、カードを自分でつくらずに済みます。

例文は古文ではなく、マドンナ先生が自作した文です。現代文の中に古文単語をおりまぜているので、たしかにわかりやすいです。

 
 

Sponsored Link

3位:Key&Point古文単語330―わかる・読める・解ける

難関大学向け

総合評価 ★★★★☆(4/5)
レベル ★★★★☆(4/5)
覚えやすさ ★★★☆☆(3/5)
見やすさ ★★★☆☆(3/5)
著者の信頼度 ★★★★★(5/5)

この単語帳の監修をされた中野幸一先生は早稲田大学の名誉教授で、平安文学を専門としています。文学全集の訳注をおこなった経験もある研究者の方です。

それぞれの単語に古文の例がのっていて、訳すときのポイントもわかりやすくまとめられています。

巻末には古典文学の背景知識もまとめられているので、持ち運びやすい小さな国語便覧といった印象です。

 
 

4位:読んで見て覚える重要古文単語315

一般大学向け

総合評価 ★★★☆☆(3/5)
レベル ★★★☆☆(3/5)
覚えやすさ ★★★☆☆(3/5)
見やすさ ★★★★☆(4/5)
著者の信頼度 ★★★☆☆(3/5)

著者の武田博幸さんは河合塾の講師です。

単語は重要なものから並んでいて、覚えづらい意味もイラストでわかりやすく把握できます。

また、単語だけでなく、敬語表現や和歌に関する知識、そして古文常識などもまとめられています。

一冊で古文の幅広い出題範囲をカバーできるので、古文の苦手な人に向いていると思います。

 
 

5位:古文単語ゴロゴ

一般大学向け

総合評価 ★★★☆☆(3/5)
レベル ★★☆☆☆(2/5)
覚えやすさ ★★★☆☆(3/5)
見やすさ ★★★☆☆(3/5)
著者の信頼度 ★★★☆☆(3/5)

著者の板野博行さんは京都大学文学部国文学科出身の予備校講師です。

この単語帳は個性的な本です。本の表紙が人気マンガのキャラクターなのでインパクトがありますよね。

内容は、古文単語をゴロあわせで覚える、というものです。

古文と何の関係もない語呂あわせの言葉を数百語、覚えることになりますが、「古文がきらいでどうしても苦手」という方にとっては、面白いイラストとインパクトのある語呂あわせが豊富にのっているので、ためしに使ってみても良いのではないでしょうか。

 
 

Sponsored Link

おすすめの古文単語帳は?

一番おすすめの古文単語帳は、総合評価でを5個つけた『土屋の古文単語222』です。

この単語帳のもっとも優れているところは、リズムにのって覚えられるところです。

たとえば、「はしたなし」の場合は、「ハシタナシ中途半ぱで不似合いだ」となります。このように七五調のリズムにのせれば簡単に覚えられます。解説文も単語のイメージをつかみやすいようにおもしろく丁寧に書かれているので、読み物としても楽しめる一冊です。

私はこの単語帳を高校受験のときから使っていて、中学時代にひととおり覚えるくらい愛用していました。

高校時代には『マドンナ古文単語230』が学校指定の単語帳だったので、「土屋」と「マドンナ」、2冊併用するかたちになりました。「マドンナ」には『土屋の古文単語』にのっていない単語もあったので、単語の知識を補強することができました。

このようにして、私は結果的に古文の単語帳を2冊使うことになりましたが、単語帳は1冊でじゅうぶんだと思います。

古文単語に関しては、単語帳を使って覚えるのが基本ですが、文章を読んでいる中で出会った単語も覚えていくことが大切です。読みながら単語の知識をおぎなっていくので、単語帳は2冊も使う必要はありません。

だからこそ、学校の古文の授業は重要です。ノートをしっかり取って、授業であつかった古文を何度も音読することで、あらたに出会った単語をしっかり覚えていきましょう。

古文のノートの作り方を見る
 
 

古文単語帳を2冊使いたい場合は?

どうしても単語帳を2冊使いたい方は、「土屋」に加えて、『Key&Point古文単語330』を使うのが良いと思います。

例文が豊富なので、単語の意味を、古文の中でじっさいに使われた例で確認できます。古典文学の背景知識もあわせて勉強できるので、「土屋」を覚えたあとに読むのにぴったりです。

※参考:古文単語の覚え方 – 『土屋の古文単語222』を使った勉強法
 
 

古文が苦手な方はこの記事をチェック

古文が苦手な方は古典文法の基本を確認して、古文の苦手意識を克服しましょう。

>> 古典文法の勉強法(基礎編)わかりやすい覚え方で用言の活用形から学ぶ

また、百人一首を品詞分解して現代語訳や文法解説をつけたページもございますので、勉強の参考にぜひご利用ください。

>> 百人一首の現代語訳一覧(わかりやすい意味と解説で恋の歌も簡単に理解)

Sponsored Link

-古文
-,

執筆者:

古文・古典文法の解説

  ➤ 文法基礎 動詞
  ➤ 形容詞 形容動詞
  ➤ 助詞 助動詞
  ➤ 敬語 参考書
  ➤ 古文単語 単語帳


Sponsored Link



comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

三夕の歌とは?現代語訳や作者、歌の意味、共通点を解説

三夕の歌(さんせきのうた)とは、新古今和歌集におさめられている3首の和歌のことで、すべて「秋の夕暮れ」という体言(名詞)でしめくくられています。三夕の和歌とも呼ばれます。このページでは、それぞれの歌に …

『舞姫』解説。話の内容を要約して短く詳しくまとめました。

『舞姫』解説とあらすじ。話の内容を要約し短く詳しくまとめました。

森鷗外『舞姫』の内容をわかりやすく要約しました。テスト対策で時間がない方は、この要約・あらすじで話の概要や結末をご確認ください。参考資料として、物語の舞台となったベルリンの中心市街地の地図や、登場人物 …

古文の参考書 – おすすめの古典文法のテキストで読解力UP

古文の参考書 – おすすめの古典文法のテキストで読解力UP

古典文法の基本を身につけて読解力を向上させるための、おすすめの古文の参考書・テキストをご紹介いたします。どの参考書を利用しようか迷っている方はぜひご覧ください。 目次1 古文の参考書2 ①古典文法の基 …

『沙石集』歌ゆゑに命を失ふ事 “兼盛と忠見”(天徳の歌合)現代語訳と品詞分解

『沙石集』歌ゆゑに命を失ふ事 “兼盛と忠見”(天徳の歌合)現代語訳と品詞分解

『沙石集しゃせきしゅう』から「天徳てんとくの歌合うたあわせ」(兼盛と忠見)の内容を、原文を品詞分解して助動詞や敬語などの文法解説をつけながら現代語訳します。「歌ゆえに命を失う事」に見られる二人の和歌は …

十干十二支変換機┃干支の種類と順番・西暦和暦の早見表つき

十干 十二支 変換機┃干支の種類と順番・和暦西暦の早見表つき

西暦から十干十二支を自動で計算します。和暦から西暦を確認する一覧表もございます。 目次1 十干と十二支1.1 十干(じっかん)1.2 十二支(じゅうにし)2 十干十二支変換機3 和暦西暦の早見表3.1 …


運営者 : honda
都内の私立大学 文学部国文学専攻出身
お菓子メーカー勤務のサラリーマン
趣味は歌舞伎を見ること(2012年~)
古文や古典を楽しむ人が一人でも増えればよいなと考えながら情報発信しております。
その他、趣味で始めたプログラミングに関することや、通信制大学(放送大学)、各種資格試験の体験談などについても、記事にまとめております。


Sponsored Link