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古文単語の覚え方 – 『土屋の古文単語222』を使った勉強法

古文単語の覚え方 - 『土屋の古文単語222』を使った勉強法

投稿日:2020年11月18日 更新日:

  • 「古典をスラスラ読めるようになりたいけれど、古文の単語が覚えられない……」
  • 「単語の暗記には1日何個覚えればいいの?」
  • 「試験によく出る敬語表現や出やすい文法、動詞、形容詞を効率よく勉強したい」

以上のような悩みや相談をよく耳にします。たしかに、知っている古文単語の数が増えるほど、古典を読む時の心理的負担は軽くなっていくものです。今回は、古典を楽しく読むために必要な古文単語の覚え方・勉強法をご紹介します。

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目次

おすすめの古文単語の覚え方・勉強法

古文の単語帳に関して以下の記事でも解説しておりますが、私は『土屋の古文単語222』(※改訂新版:タイレル出版、旧版:代々木ライブラリー)をおすすめしております。

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『土屋の古文単語222』の特長は、巻頭の目次にあります。この目次には、古文単語と、その現代語の意味が七五調で掲載されています。この目次を暗記することで、効率よく単語を覚えられます。

掲載単語数は222語と、その他の単語集と比べてやや少なめですが、大学入試の古文を読むうえで欠かせない頻出の基本語が精選されています。また、類義語や反義語も合わせて掲載されており、効率的な学習効果が期待される古文単語集と言えます。

 
 

『土屋の古文単語222』は中学生も使える参考書

『土屋の古文単語222』は大学受験のための参考書ですが、高校受験に臨む中学生の方が使っても構いません。高校受験では簡単な古文の問題が出題されることがあります。この単語集を仕上げれば、入試の得点力アップを期待できます。

 

『土屋の古文単語222』チェック用テストプリント

※適宜、印刷してご利用ください。

No. 古文単語 現代語の意味
□□□ 1 あはれ アハレしみじみかわいい悲しい
□□□ 2 をかし ヲカシとはおもしろかわいい美しい
□□□ 3 いみじ
〔忌みじ〕
イミジとはすばらしひどいはなはだしい
□□□ 4 かなし
〔愛し〕
カナシかわいいすばらしい
□□□ 5 うつくし
〔愛し〕
ウツクシはかわいいきれいだ愛らしい
□□□ 6 うし
〔憂し〕
ウシつらいいやだつめたい不愉快だ
□□□ 7 あさまし
〔浅まし〕
アサマシは驚きあきれて情けない
□□□ 8 はづかし
〔恥づかし〕
ハヅカシすぐれるきまりが悪い
□□□ 9 あやし
〔賤し〕
アヤシとは変だ見苦し身分が低い
□□□ 10 かしこし
〔畏し〕
カシコシすぐれる尊いおそろしい
□□□ 11 うるはし
〔麗し〕
ウルハシはきちんとしていてすきがない
□□□ 12 ののしる
〔罵る〕
ノノシル大きく騒ぎまくる
□□□ 13 ながむ
〔眺む〕
ナガム歌よむ思い沈む
□□□ 14 うたて
〔漸〕
ウタテとは嫌だ不快だ情けない
□□□ 15 すさまじ
〔凄じ〕
スサマジは興ざめだその場にあわずつまらない
□□□ 16 うしろやすし
〔後ろ安し〕
ウシロヤスシは安心だ頼りになるし心強い
□□□ 17 うしろめたし
〔後目痛し〕
ウシロメタシ不安だ気がかり心配だ
□□□ 18 おぼつかなし
〔覚束無し〕
オボツカナシはっきりしないし気がかりだ
□□□ 19 こころもとなし
〔心許無し〕
ココロモトナシ待ち遠しくて気がかりだ
□□□ 20 はかなし
〔果無し〕
ハカナシはむなしいつまらぬちょっとした
□□□ 21 はしたなし
〔端なし〕
ハシタナシ中途半端で不似合いだ
□□□ 22 わりなし
〔理無し〕
ワリナシはどうしようもなくてこの上ない
□□□ 23 いとほし イトホシは気の毒かわいいいじらしい
□□□ 24 やむごとなし
〔止む事無し〕
ヤムゴトナシ貴い高貴だこの上ない
□□□ 25 かたはらいたし
〔傍痛し〕
カタハライタシ気の毒恥ずかしきまり悪い
□□□ 26 ゆかし
〔床し〕
ユカシ知りたい見てみたい
□□□ 27 おどろく
〔驚く〕
オドロクめざめるはっとする
□□□ 28 なかなか
〔中中〕
ナカナカなまじかえってむしろ
□□□ 29 やがて ヤガテそのまますぐにすなわち
□□□ 30 いつしか
〔何時しか〕
イツシカはやくいつになったらいつのまに
□□□ 31 いかで
〔如何で〕
イカデとはどしてどうして何とかして
□□□ 32 あかず
〔飽かず〕
アカズとは不満だ嫌にならない
□□□ 33 びんなし
〔便無し〕
ビンナシ不都合かわいそう
□□□ 34 ところせし
〔所狭し〕
トコロセシ場所が狭いし窮屈だ
□□□ 35 すずろ
〔漫ろ〕
スズロむやみにわけもなく
□□□ 36 なのめ ナノメ平凡いいかげん
□□□ 37 いたづら
〔徒ら〕
イタヅラは無駄だむなしいおひまです
□□□ 38 つれづれ
〔徒然〕
ツレヅレはすることがなくて退屈だ
□□□ 39 あながち
〔強ち〕
アナガチは無理に一途にあんまりひどい
□□□ 40 わびし
〔侘びし〕
ワビシ不快だなさけない
□□□ 41 むつかし
〔難し〕
ムツカシ不快だ感じが悪い
□□□ 42 さるべき
〔然るべき〕
サルベキ立派なそうなるはずの
□□□ 43 はかばかし
〔果果し〕
ハカバカシ明確であるしっかりしてる
□□□ 44 おぼゆ
〔覚ゆ〕
オボユ似る思い出される思い出す
□□□ 45 あぢきなし
〔味気無し〕
アヂキナシ不快だつまらぬどうにもならぬ
□□□ 46 あいなし
〔愛なし〕
アイナシは気にくわないし面白くない
□□□ 47 まゐる
〔参る〕
マヰル参上めしあがる
□□□ 48 たてまつる
〔奉る〕
タテマツルさし上げる着る食う乗るの尊敬だ
□□□ 49 きこゆ
〔聞こゆ〕
キコユ知られる申し上げる
□□□ 50 むげ
〔無下〕
ムゲひどいむやみやたらに身分が低い
□□□ 51 ものす
〔物す〕
モノス行くあるいる書く来る食べる言う
□□□ 52 おこたる
〔怠る〕
オコタルなまける油断する
□□□ 53 あて
〔貴〕
アテ高貴身分が高い上品だ
□□□ 54 さかし
〔賢し〕
サカシこざかしすぐれてる
□□□ 55 めでたし
〔愛で痛し〕
メデタシ美し立派だすぐれる
□□□ 56 ゆゆし
〔忌忌し〕
ユユシ不吉だすばらしい
□□□ 57 さうざうし
〔寂寂し〕
サウザウシさびしいわびしいものたりない
□□□ 58 めづ
〔愛づ〕
メヅかわいがるほめてやる
□□□ 59 やさし
〔優し〕
ヤサシ恥ずかし上品だ
□□□ 60 らうたし
〔労痛し〕
ラウタシかわいい愛らしい
□□□ 61 なまめかし
〔生めかし〕
ナマメカシ優美だ優雅だ若々しい
□□□ 62 かしづく
〔傅く〕
カシヅク世話する大事に育てる
□□□ 63 なめし ナメシ無礼だ無作法だ
□□□ 64 ことわり
〔理〕
コトワリ道理当然もちろん
□□□ 65 ときめく
〔時めく〕
トキメク栄える寵愛される
□□□ 66 つかうまつる
〔仕る〕
ツカウマツルいたすお仕え申し上げる
□□□ 67 あくがる
〔憧る〕
アクガルはさまようふらふら離れ行く
□□□ 68 さすがに
〔流石に〕
サスガニはそうは言うもののそれでもやはり
□□□ 69 さるは
〔然るは〕
サルハそうだがそういうわけで
□□□ 70 よしなし
〔由無し〕
ヨシナシわけないつまらない
□□□ 71 つきづきし
〔付き付きし〕
ツキヅキシいかにもふさわし感じがよい
□□□ 72 まめやか
〔真実やか〕
マメヤカはまじめ誠実実用的だ
□□□ 73 なべて
〔並べて〕
ナベテとは普通一般一面に
□□□ 74 いふかひなし
〔言ふ甲斐無し〕
イフカヒナシ言ってもしようない身分が低い
□□□ 75 え(~ず)
〔得〕
エは不可能下に打消できはしない
□□□ 76 な(~そ) ナは禁止ソと呼応してしてはいけない
□□□ 77 よも(~じ) ヨモまさかよもやジがありするわけがない
□□□ 78 おはす
〔御座す〕
オハスとはあり居り行く来(く)の尊敬語
□□□ 79 たまふ
〔給ふ〕
タマフなさるお与えになる尊敬語
□□□ 80 かしこまる
〔畏る〕
カシコマル恐れる慎しむ謝罪する
□□□ 81 たのむ
〔頼む〕
タノム信じるあてにさせる
□□□ 82 なでふ
〔何でふ〕
ナデフどうして何という
□□□ 83 さらなり
〔更なり〕
サラナリは言うまでもないもちろんだ
□□□ 84 なつかし
〔懐し〕
ナツカシ好まし心がひかれる
□□□ 85 あたらし
〔惜し〕
アタラシはおしい残念もったいない
□□□ 86 くちをし
〔口惜し〕
クチヲシ残念つまらない
□□□ 87 くまなし
〔隈無し〕
クマナシ明るい何でも知ってる
□□□ 88 こころうし
〔心憂し〕
ココロウシつらい気持だ不愉快だ
□□□ 89 こころやすし
〔心安し〕
ココロヤスシ遠慮がなくて安心だ
□□□ 90 めやすし
〔目安し〕
メヤスシ見た目に感じがよい
□□□ 91 めざまし
〔目覚まし〕
メザマシ許せぬ立派だすばらし
□□□ 92 めづらし
〔珍し〕
メヅラシは新鮮だめったにないしすばらしい
□□□ 93 いぶせし イブセシは不快気がかりうっとうしい
□□□ 94 こころなし
〔心無し〕
ココロナシ思いやりなし物がわからず風流でない
□□□ 95 いやし
〔卑し〕
イヤシとは下品だへただ身分が低い
□□□ 96 わぶ ワブ嘆く困る貧しいできはしない
□□□ 97 おどろおどろし オドロオドロシ気味が悪いし大げさだ
□□□ 98 こちたし
〔言痛し〕
コチタシ大げさわずらわしい
□□□ 99 こころづきなし
〔心付き無し〕
ココロヅキナシ不快いとわし愛想なし
□□□ 100 うとし
〔疎し〕
ウトシわからぬ親しくない
□□□ 101 うとまし
〔疎まし〕
ウトマシは嫌だ不愉快感じが悪い
□□□ 102 こころぐるし
〔心苦し〕
ココログルシつらい気の毒いじらしい
□□□ 103 さうなし
〔左右無し〕
サウナシはたやすいすぐに比類ない
□□□ 104 かづく
〔被く〕
カヅクいただく与えるかぶる
□□□ 105 おとなし
〔大人し〕
オトナシ大人だ思慮がある
□□□ 106 おぼろけ
〔朧け〕
オボロケなみなみ普通でない
□□□ 107 おろか
〔愚か〕
オロカとは馬鹿不十分愛情がない
□□□ 108 すなはち
〔則ち〕
スナハチすぐにそういうわけで
□□□ 109 うつろふ
〔移ろふ〕
ウツロフ変わるおとろえる
□□□ 110 さる
〔然る〕
サルしかるべき相当な
□□□ 111 わづらふ
〔煩ふ〕
ワヅラフ困るできかねる
□□□ 112 けしからず
〔怪しからず〕
ケシカラズはなはだ怪しいすばらしい
□□□ 113 しどけなし シドケナシだらしがないし気を許す
□□□ 114 あだ
〔徒〕
アダむなしはかない浮気だ役立たない
□□□ 115 したたむ
〔認む〕
シタタムは整理用意に食べる飲む
□□□ 116 あやなし
〔文無し〕
アヤナシは筋が通らずめちゃくちゃだ
□□□ 117 まじらふ
〔交らふ〕
マジラフ交際宮仕へ
□□□ 118 さらに
〔更に〕
サラニとはそのうえまったく決してない
□□□ 119 おほかた
〔大方〕
オホカタは普通大体まったくしない
□□□ 120 をさをさ ヲサヲサはめったにほとんどまったくしない
□□□ 121 きこしめす
〔聞こし召す〕
キコシメス聞く食う治むの尊敬だ
□□□ 122 はべり
〔侍り〕
ハベリお仕えますですいます
□□□ 123 おもしろし
〔面白し〕
オモシロシ趣がある風流だ
□□□ 124 いまめかし
〔今めかし〕
イマメカシ当世風ではなやかだ
□□□ 125 すきずきし
〔好き好きし〕
スキズキシ風流物好き異性好き
□□□ 126 せち
〔切〕
セチいちずひたすら強くはなはだしい
□□□ 127 あし
〔悪し〕
アシへただいやしいみにくい荒々しい
□□□ 128 よし
〔良し〕
ヨシすぐれ身分が高い美しい
□□□ 129 はやく
〔早く〕
ハヤク以前すでにもともと何とまあ
□□□ 130 やうやう
〔漸う〕
ヤウヤウしだいにやっとグラジュアリィ
□□□ 131 つとめて ツトメテは早朝翌朝朝はやい
□□□ 132 こうず
〔困ず〕
コウズ悩んでくたびれる
□□□ 133 ねんず
〔念ず〕
ネンズは祈るがまんする
□□□ 134 あるじ
〔主〕
アルジ主人がごちそうする
□□□ 135 さはる
〔障る〕
サハルつかえる邪魔される
□□□ 136 かこつ
〔託つ〕
カコツこぼす恨んで他のせいにする
□□□ 137 ありがたし
〔有難し〕
アリガタシ存在しにくくめったにない
□□□ 138 あらまほし
〔有らまほし〕
アラマホシありたい望まし理想的
□□□ 139 いはけなし
〔稚けなし〕
イハケナシ幼い小さいあどけない
□□□ 140 あからさま アカラサマほんのちょっとで急なのだ
□□□ 141 ねんごろ
〔懇〕
ネンゴロ親しい熱心だ
□□□ 142 れいの
〔例の〕
レイノいつものいつものように
□□□ 143 あらぬ
〔有らぬ〕
アラヌとは別の違った普通でない
□□□ 144 ありつる
〔有りつる〕
アリツルは例の以前の先ほどの
□□□ 145 さながら
〔然ながら〕
サナガラすべてそのまままるで
□□□ 146 ひたぶる
〔一向〕
ヒタブル一途にひたすらに
□□□ 147 おこす
〔遣す〕
オコスよこすは向こうから
□□□ 148 ぐす
〔具す〕
グスそろういっしょにつれるともに行く
□□□ 149 やつす
〔俏す〕
ヤツス目だたぬ出家する
□□□ 150 きよげ
〔清げ〕
キヨゲさっぱり美しい
□□□ 151 おろそか
〔疎か〕
オロソカそまつだいいかげん
□□□ 152 いまいまし
〔忌忌し〕
イマイマシ不吉であるし嫌になっちゃう
□□□ 153 まさなし
〔正無し〕
マサナシよくない好ましくない
□□□ 154 ことごとし
〔事事し〕
コトゴトシ仰々しくて大げさだ
□□□ 155 まうく
〔設く〕
マウク得る手に入れ用意準備する
□□□ 156 おくる
〔後る〕
オクル死なれるとり残される
□□□ 157 こころにくし
〔心憎し〕
ココロニクシ奥ゆかしくて立派だね
□□□ 158 こまやか
〔細やか〕
コマヤカは色濃い上品愛情深い
□□□ 159 いう
〔優〕
イウ優美上品上手理想的
□□□ 160 えん
〔艶〕
エン優美はなやかつややか美しい
□□□ 161 あいぎゃう
〔愛敬〕
アイギャウは魅力があってかわいらしい
□□□ 162 あやにく アヤニクはなはだ不都合意地が悪い
□□□ 163 あへなし
〔敢へ無し〕
アヘナシはどうしようもないはりあいがない
□□□ 164 おのづから
〔自づから〕
オノヅカラ自然におのずと万が一
□□□ 165 いかが
〔如何〕
イカガとはどうどのようにどんなにか
□□□ 166 なごり
〔名残〕
ナゴリとは事過ぎ静かに余情あり
□□□ 167 ふみ
〔文〕
フミ手紙漢詩学問漢学書物
□□□ 168 ざえ
〔才〕
ザエ学問芸能教養漢学の知識
□□□ 169 こころばへ
〔心延へ〕
ココロバヘ意向性質心の様子
□□□ 170 けしき
〔気色〕
ケシキ考え様子にそぶり
□□□ 171 かげ
〔影〕
カゲ光おもかげ姿影法師
□□□ 172 あない
〔案内〕
アナイとは事情説明とりつぎたのむ
□□□ 173 ひがこと
〔僻事〕
ヒガコトはまちがい誤り悪いこと
□□□ 174 たまはる
〔賜はる〕
タマハルいただくちょうだいする
□□□ 175 つつまし
〔慎まし〕
ツツマシ遠慮だ気おくれだ
□□□ 176 つたなし
〔拙し〕
ツタナシまずいへただ愚かだ運が悪い
□□□ 177 つれなし
〔連れ無し〕
ツレナシつめたいさりげない
□□□ 178 ことなり
〔異なり〕
コトナリは違う異なる格別だ
□□□ 179 いむ
〔忌む〕
イムきらうつつしむさけるおそれおおい
□□□ 180 わづらはし
〔煩はし〕
ワヅラハシ嫌だ複雑やっかいだ
□□□ 181 うるさし ウルサシはいやだかしこいわずらわしい
□□□ 182 しるし
〔著し〕
シルシはっきり予想通り
□□□ 183 まだし
〔未だし〕
マダシ未熟だまだはやい
□□□ 184 ふびん
〔不便〕
フビン不都合かわいそう
□□□ 185 さしも
〔然しも〕
サシモそんなにそれほどの
□□□ 186 ここら ココラたくさんはなはだしい
□□□ 187 ただ
〔徒〕
タダむなし何でもないしまっすぐだ
□□□ 188 おほやけ
〔公〕
オホヤケは宮中天皇朝廷だ
□□□ 189 きは
〔際〕
キハ身分時に限度に程度はし
□□□ 190 さた
〔沙汰〕
サタうわさ命令とりきめ処置したく
□□□ 191 なさけ
〔情〕
ナサケ情愛風流心
□□□ 192 とぶらふ
〔訪ふ〕
トブラフたずねるおとずれる
□□□ 193 おとなふ
〔訪ふ〕
オトナフは手紙を出すし訪れる
□□□ 194 かたし
〔難し〕
カタシむずかしめったにない
□□□ 195 さがなし
〔性無し〕
サガナシいじわる口やかましい
□□□ 196 ひとげなし
〔人気無し〕
ヒトゲナシ人並みでないし気配がない
□□□ 197 はかる
〔計る〕
ハカルたくらむおしはかる
□□□ 198 うらなし
〔心無し〕
ウラナシ隔てぬ心を許す
□□□ 199 ゆくりなし ユクリナシ思いがけずに突然だ
□□□ 200 ためらふ タメラフは気分を直すぐずぐずする
□□□ 201 こころざし
〔志〕
ココロザシ愛情お礼の贈り物
□□□ 202 たより
〔便り〕
タヨリとは機会関係よりどころ
□□□ 203 あそぶ
〔遊ぶ〕
アソブとは演奏をする舞をする
□□□ 204 おこなふ
〔行ふ〕
オコナフ仏道修行する
□□□ 205 ふるさと
〔古里〕
フルサトはかつて住んでたなじみの地
□□□ 206 ちぎり
〔契り〕
チギリ因縁男女の約束
□□□ 207 うつつ
〔現〕
ウツツ現実生きている
□□□ 208 かぎり
〔限り〕
カギリ時全部それだけ一番最後
□□□ 209 かたらふ
〔語らふ〕
カタラフ交際約束説得する
□□□ 210 かまふ
〔構ふ〕
カマフとは作る計画でっちあげる
□□□ 211 わたる
〔渡る〕
ワタル行く来るいらっしゃる
□□□ 212 てうず
〔調ず〕
テウズととのうこらしめる
□□□ 213 おきつ
〔掟つ〕
オキツは決める指図する
□□□ 214 ひなぶ
〔鄙ぶ〕
ヒナブ里めく田舎めく
□□□ 215 しる
〔知る〕
シルわかる治める自分のものにする
□□□ 216 おぼす
〔思す〕
オボス愛するお思いになる
□□□ 217 まかる
〔罷る〕
マカルしりぞく参上する
□□□ 218 さぶらふ
〔候ふ〕
サブラフますです仕えております
□□□ 219 さて
〔然て〕
サテそしてところでそんな風にして
□□□ 220 かたくな
〔頑な〕
カタクナがんこだ見苦しい
□□□ 221 みゆ
〔見ゆ〕
ミユ見える見られる見せる思われる
□□□ 222 まどふ
〔惑ふ〕
マドフとはあわてるなやむひどくする

 

『土屋の古文単語222』暗記シートの使い方

まず、巻頭の目次を音読します

次に、単語集全体を一通り読んで、それぞれの単語の意味を大まかに把握します

そして、七五調で意味を言えるかどうかを、チェックシートで確認します。シート右側の現代語の部分を隠して、意味を言えるかどうか、ひとつずつ確認していきます。言えなかった単語のチェックボックスに×印をつけ、重点的に覚えなおします。

この過程を何度か繰り返し、すべての単語の意味を言えるようにします。

 

『土屋の古文単語222』を仕上げたら?

『土屋の古文単語222』1冊で基本的な古文単語の力を付けることができますが、これだけでは不安な方は、ほかの単語帳をもう一冊使ってみましょう。

-古文
-

執筆者:

古文・古典文法の解説

  ➤ 文法基礎 動詞
  ➤ 形容詞 形容動詞
  ➤ 助詞 助動詞
  ➤ 敬語 参考書
  ➤ 古文単語 単語帳


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都内の私立大学 文学部国文学専攻出身
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