- 「古典をスラスラ読めるようになりたいけれど、古文の単語が覚えられない……」
- 「単語の暗記には1日何個覚えればいいの?」
- 「試験によく出る敬語表現や出やすい文法、動詞、形容詞を効率よく勉強したい」
以上のような悩みや相談をよく耳にします。たしかに、知っている古文単語の数が増えるほど、古典を読む時の心理的負担は軽くなっていくものです。今回は、古典を楽しく読むために必要な古文単語の覚え方・勉強法をご紹介します。
目次
おすすめの古文単語の覚え方・勉強法
古文の単語帳に関して以下の記事でも解説しておりますが、私は『土屋の古文単語222』(※改訂新版:タイレル出版、旧版:代々木ライブラリー)をおすすめしております。
>>古文の単語帳おすすめ一覧┃マドンナやゴロゴで東大 早稲田 marchを受験?
『土屋の古文単語222』の特長は、巻頭の目次にあります。この目次には、古文単語と、その現代語の意味が七五調で掲載されています。この目次を暗記することで、効率よく単語を覚えられます。
掲載単語数は222語と、その他の単語集と比べてやや少なめですが、大学入試の古文を読むうえで欠かせない頻出の基本語が精選されています。また、類義語や反義語も合わせて掲載されており、効率的な学習効果が期待される古文単語集と言えます。
『土屋の古文単語222』は中学生も使える参考書
『土屋の古文単語222』は大学受験のための参考書ですが、高校受験に臨む中学生の方が使っても構いません。高校受験では簡単な古文の問題が出題されることがあります。この単語集を仕上げれば、入試の得点力アップを期待できます。
『土屋の古文単語222』チェック用テストプリント
※適宜、印刷してご利用ください。
| ✔ | No. | 古文単語 | 現代語の意味 |
| □□□ | 1 | あはれ | アハレしみじみかわいい悲しい |
| □□□ | 2 | をかし | ヲカシとはおもしろかわいい美しい |
| □□□ | 3 | いみじ 〔忌みじ〕 | イミジとはすばらしひどいはなはだしい |
| □□□ | 4 | かなし 〔愛し〕 | カナシかわいいすばらしい |
| □□□ | 5 | うつくし 〔愛し〕 | ウツクシはかわいいきれいだ愛らしい |
| □□□ | 6 | うし 〔憂し〕 | ウシつらいいやだつめたい不愉快だ |
| □□□ | 7 | あさまし 〔浅まし〕 | アサマシは驚きあきれて情けない |
| □□□ | 8 | はづかし 〔恥づかし〕 | ハヅカシすぐれるきまりが悪い |
| □□□ | 9 | あやし 〔賤し〕 | アヤシとは変だ見苦し身分が低い |
| □□□ | 10 | かしこし 〔畏し〕 | カシコシすぐれる尊いおそろしい |
| □□□ | 11 | うるはし 〔麗し〕 | ウルハシはきちんとしていてすきがない |
| □□□ | 12 | ののしる 〔罵る〕 | ノノシル大きく騒ぎまくる |
| □□□ | 13 | ながむ 〔眺む〕 | ナガム歌よむ思い沈む |
| □□□ | 14 | うたて 〔漸〕 | ウタテとは嫌だ不快だ情けない |
| □□□ | 15 | すさまじ 〔凄じ〕 | スサマジは興ざめだその場にあわずつまらない |
| □□□ | 16 | うしろやすし 〔後ろ安し〕 | ウシロヤスシは安心だ頼りになるし心強い |
| □□□ | 17 | うしろめたし 〔後目痛し〕 | ウシロメタシ不安だ気がかり心配だ |
| □□□ | 18 | おぼつかなし 〔覚束無し〕 | オボツカナシはっきりしないし気がかりだ |
| □□□ | 19 | こころもとなし 〔心許無し〕 | ココロモトナシ待ち遠しくて気がかりだ |
| □□□ | 20 | はかなし 〔果無し〕 | ハカナシはむなしいつまらぬちょっとした |
| □□□ | 21 | はしたなし 〔端なし〕 | ハシタナシ中途半端で不似合いだ |
| □□□ | 22 | わりなし 〔理無し〕 | ワリナシはどうしようもなくてこの上ない |
| □□□ | 23 | いとほし | イトホシは気の毒かわいいいじらしい |
| □□□ | 24 | やむごとなし 〔止む事無し〕 | ヤムゴトナシ貴い高貴だこの上ない |
| □□□ | 25 | かたはらいたし 〔傍痛し〕 | カタハライタシ気の毒恥ずかしきまり悪い |
| □□□ | 26 | ゆかし 〔床し〕 | ユカシ知りたい見てみたい |
| □□□ | 27 | おどろく 〔驚く〕 | オドロクめざめるはっとする |
| □□□ | 28 | なかなか 〔中中〕 | ナカナカなまじかえってむしろ |
| □□□ | 29 | やがて | ヤガテそのまますぐにすなわち |
| □□□ | 30 | いつしか 〔何時しか〕 | イツシカはやくいつになったらいつのまに |
| □□□ | 31 | いかで 〔如何で〕 | イカデとはどしてどうして何とかして |
| □□□ | 32 | あかず 〔飽かず〕 | アカズとは不満だ嫌にならない |
| □□□ | 33 | びんなし 〔便無し〕 | ビンナシ不都合かわいそう |
| □□□ | 34 | ところせし 〔所狭し〕 | トコロセシ場所が狭いし窮屈だ |
| □□□ | 35 | すずろ 〔漫ろ〕 | スズロむやみにわけもなく |
| □□□ | 36 | なのめ | ナノメ平凡いいかげん |
| □□□ | 37 | いたづら 〔徒ら〕 | イタヅラは無駄だむなしいおひまです |
| □□□ | 38 | つれづれ 〔徒然〕 | ツレヅレはすることがなくて退屈だ |
| □□□ | 39 | あながち 〔強ち〕 | アナガチは無理に一途にあんまりひどい |
| □□□ | 40 | わびし 〔侘びし〕 | ワビシ不快だなさけない |
| □□□ | 41 | むつかし 〔難し〕 | ムツカシ不快だ感じが悪い |
| □□□ | 42 | さるべき 〔然るべき〕 | サルベキ立派なそうなるはずの |
| □□□ | 43 | はかばかし 〔果果し〕 | ハカバカシ明確であるしっかりしてる |
| □□□ | 44 | おぼゆ 〔覚ゆ〕 | オボユ似る思い出される思い出す |
| □□□ | 45 | あぢきなし 〔味気無し〕 | アヂキナシ不快だつまらぬどうにもならぬ |
| □□□ | 46 | あいなし 〔愛なし〕 | アイナシは気にくわないし面白くない |
| □□□ | 47 | まゐる 〔参る〕 | マヰル参上めしあがる |
| □□□ | 48 | たてまつる 〔奉る〕 | タテマツルさし上げる着る食う乗るの尊敬だ |
| □□□ | 49 | きこゆ 〔聞こゆ〕 | キコユ知られる申し上げる |
| □□□ | 50 | むげ 〔無下〕 | ムゲひどいむやみやたらに身分が低い |
| □□□ | 51 | ものす 〔物す〕 | モノス行くあるいる書く来る食べる言う |
| □□□ | 52 | おこたる 〔怠る〕 | オコタルなまける油断する |
| □□□ | 53 | あて 〔貴〕 | アテ高貴身分が高い上品だ |
| □□□ | 54 | さかし 〔賢し〕 | サカシこざかしすぐれてる |
| □□□ | 55 | めでたし 〔愛で痛し〕 | メデタシ美し立派だすぐれる |
| □□□ | 56 | ゆゆし 〔忌忌し〕 | ユユシ不吉だすばらしい |
| □□□ | 57 | さうざうし 〔寂寂し〕 | サウザウシさびしいわびしいものたりない |
| □□□ | 58 | めづ 〔愛づ〕 | メヅかわいがるほめてやる |
| □□□ | 59 | やさし 〔優し〕 | ヤサシ恥ずかし上品だ |
| □□□ | 60 | らうたし 〔労痛し〕 | ラウタシかわいい愛らしい |
| □□□ | 61 | なまめかし 〔生めかし〕 | ナマメカシ優美だ優雅だ若々しい |
| □□□ | 62 | かしづく 〔傅く〕 | カシヅク世話する大事に育てる |
| □□□ | 63 | なめし | ナメシ無礼だ無作法だ |
| □□□ | 64 | ことわり 〔理〕 | コトワリ道理当然もちろん |
| □□□ | 65 | ときめく 〔時めく〕 | トキメク栄える寵愛される |
| □□□ | 66 | つかうまつる 〔仕る〕 | ツカウマツルいたすお仕え申し上げる |
| □□□ | 67 | あくがる 〔憧る〕 | アクガルはさまようふらふら離れ行く |
| □□□ | 68 | さすがに 〔流石に〕 | サスガニはそうは言うもののそれでもやはり |
| □□□ | 69 | さるは 〔然るは〕 | サルハそうだがそういうわけで |
| □□□ | 70 | よしなし 〔由無し〕 | ヨシナシわけないつまらない |
| □□□ | 71 | つきづきし 〔付き付きし〕 | ツキヅキシいかにもふさわし感じがよい |
| □□□ | 72 | まめやか 〔真実やか〕 | マメヤカはまじめ誠実実用的だ |
| □□□ | 73 | なべて 〔並べて〕 | ナベテとは普通一般一面に |
| □□□ | 74 | いふかひなし 〔言ふ甲斐無し〕 | イフカヒナシ言ってもしようない身分が低い |
| □□□ | 75 | え(~ず) 〔得〕 | エは不可能下に打消できはしない |
| □□□ | 76 | な(~そ) | ナは禁止ソと呼応してしてはいけない |
| □□□ | 77 | よも(~じ) | ヨモまさかよもやジがありするわけがない |
| □□□ | 78 | おはす 〔御座す〕 | オハスとはあり居り行く来(く)の尊敬語 |
| □□□ | 79 | たまふ 〔給ふ〕 | タマフなさるお与えになる尊敬語 |
| □□□ | 80 | かしこまる 〔畏る〕 | カシコマル恐れる慎しむ謝罪する |
| □□□ | 81 | たのむ 〔頼む〕 | タノム信じるあてにさせる |
| □□□ | 82 | なでふ 〔何でふ〕 | ナデフどうして何という |
| □□□ | 83 | さらなり 〔更なり〕 | サラナリは言うまでもないもちろんだ |
| □□□ | 84 | なつかし 〔懐し〕 | ナツカシ好まし心がひかれる |
| □□□ | 85 | あたらし 〔惜し〕 | アタラシはおしい残念もったいない |
| □□□ | 86 | くちをし 〔口惜し〕 | クチヲシ残念つまらない |
| □□□ | 87 | くまなし 〔隈無し〕 | クマナシ明るい何でも知ってる |
| □□□ | 88 | こころうし 〔心憂し〕 | ココロウシつらい気持だ不愉快だ |
| □□□ | 89 | こころやすし 〔心安し〕 | ココロヤスシ遠慮がなくて安心だ |
| □□□ | 90 | めやすし 〔目安し〕 | メヤスシ見た目に感じがよい |
| □□□ | 91 | めざまし 〔目覚まし〕 | メザマシ許せぬ立派だすばらし |
| □□□ | 92 | めづらし 〔珍し〕 | メヅラシは新鮮だめったにないしすばらしい |
| □□□ | 93 | いぶせし | イブセシは不快気がかりうっとうしい |
| □□□ | 94 | こころなし 〔心無し〕 | ココロナシ思いやりなし物がわからず風流でない |
| □□□ | 95 | いやし 〔卑し〕 | イヤシとは下品だへただ身分が低い |
| □□□ | 96 | わぶ | ワブ嘆く困る貧しいできはしない |
| □□□ | 97 | おどろおどろし | オドロオドロシ気味が悪いし大げさだ |
| □□□ | 98 | こちたし 〔言痛し〕 | コチタシ大げさわずらわしい |
| □□□ | 99 | こころづきなし 〔心付き無し〕 | ココロヅキナシ不快いとわし愛想なし |
| □□□ | 100 | うとし 〔疎し〕 | ウトシわからぬ親しくない |
| □□□ | 101 | うとまし 〔疎まし〕 | ウトマシは嫌だ不愉快感じが悪い |
| □□□ | 102 | こころぐるし 〔心苦し〕 | ココログルシつらい気の毒いじらしい |
| □□□ | 103 | さうなし 〔左右無し〕 | サウナシはたやすいすぐに比類ない |
| □□□ | 104 | かづく 〔被く〕 | カヅクいただく与えるかぶる |
| □□□ | 105 | おとなし 〔大人し〕 | オトナシ大人だ思慮がある |
| □□□ | 106 | おぼろけ 〔朧け〕 | オボロケなみなみ普通でない |
| □□□ | 107 | おろか 〔愚か〕 | オロカとは馬鹿不十分愛情がない |
| □□□ | 108 | すなはち 〔則ち〕 | スナハチすぐにそういうわけで |
| □□□ | 109 | うつろふ 〔移ろふ〕 | ウツロフ変わるおとろえる |
| □□□ | 110 | さる 〔然る〕 | サルしかるべき相当な |
| □□□ | 111 | わづらふ 〔煩ふ〕 | ワヅラフ困るできかねる |
| □□□ | 112 | けしからず 〔怪しからず〕 | ケシカラズはなはだ怪しいすばらしい |
| □□□ | 113 | しどけなし | シドケナシだらしがないし気を許す |
| □□□ | 114 | あだ 〔徒〕 | アダむなしはかない浮気だ役立たない |
| □□□ | 115 | したたむ 〔認む〕 | シタタムは整理用意に食べる飲む |
| □□□ | 116 | あやなし 〔文無し〕 | アヤナシは筋が通らずめちゃくちゃだ |
| □□□ | 117 | まじらふ 〔交らふ〕 | マジラフ交際宮仕へ |
| □□□ | 118 | さらに 〔更に〕 | サラニとはそのうえまったく決してない |
| □□□ | 119 | おほかた 〔大方〕 | オホカタは普通大体まったくしない |
| □□□ | 120 | をさをさ | ヲサヲサはめったにほとんどまったくしない |
| □□□ | 121 | きこしめす 〔聞こし召す〕 | キコシメス聞く食う治むの尊敬だ |
| □□□ | 122 | はべり 〔侍り〕 | ハベリお仕えますですいます |
| □□□ | 123 | おもしろし 〔面白し〕 | オモシロシ趣がある風流だ |
| □□□ | 124 | いまめかし 〔今めかし〕 | イマメカシ当世風ではなやかだ |
| □□□ | 125 | すきずきし 〔好き好きし〕 | スキズキシ風流物好き異性好き |
| □□□ | 126 | せち 〔切〕 | セチいちずひたすら強くはなはだしい |
| □□□ | 127 | あし 〔悪し〕 | アシへただいやしいみにくい荒々しい |
| □□□ | 128 | よし 〔良し〕 | ヨシすぐれ身分が高い美しい |
| □□□ | 129 | はやく 〔早く〕 | ハヤク以前すでにもともと何とまあ |
| □□□ | 130 | やうやう 〔漸う〕 | ヤウヤウしだいにやっとグラジュアリィ |
| □□□ | 131 | つとめて | ツトメテは早朝翌朝朝はやい |
| □□□ | 132 | こうず 〔困ず〕 | コウズ悩んでくたびれる |
| □□□ | 133 | ねんず 〔念ず〕 | ネンズは祈るがまんする |
| □□□ | 134 | あるじ 〔主〕 | アルジ主人がごちそうする |
| □□□ | 135 | さはる 〔障る〕 | サハルつかえる邪魔される |
| □□□ | 136 | かこつ 〔託つ〕 | カコツこぼす恨んで他のせいにする |
| □□□ | 137 | ありがたし 〔有難し〕 | アリガタシ存在しにくくめったにない |
| □□□ | 138 | あらまほし 〔有らまほし〕 | アラマホシありたい望まし理想的 |
| □□□ | 139 | いはけなし 〔稚けなし〕 | イハケナシ幼い小さいあどけない |
| □□□ | 140 | あからさま | アカラサマほんのちょっとで急なのだ |
| □□□ | 141 | ねんごろ 〔懇〕 | ネンゴロ親しい熱心だ |
| □□□ | 142 | れいの 〔例の〕 | レイノいつものいつものように |
| □□□ | 143 | あらぬ 〔有らぬ〕 | アラヌとは別の違った普通でない |
| □□□ | 144 | ありつる 〔有りつる〕 | アリツルは例の以前の先ほどの |
| □□□ | 145 | さながら 〔然ながら〕 | サナガラすべてそのまままるで |
| □□□ | 146 | ひたぶる 〔一向〕 | ヒタブル一途にひたすらに |
| □□□ | 147 | おこす 〔遣す〕 | オコスよこすは向こうから |
| □□□ | 148 | ぐす 〔具す〕 | グスそろういっしょにつれるともに行く |
| □□□ | 149 | やつす 〔俏す〕 | ヤツス目だたぬ出家する |
| □□□ | 150 | きよげ 〔清げ〕 | キヨゲさっぱり美しい |
| □□□ | 151 | おろそか 〔疎か〕 | オロソカそまつだいいかげん |
| □□□ | 152 | いまいまし 〔忌忌し〕 | イマイマシ不吉であるし嫌になっちゃう |
| □□□ | 153 | まさなし 〔正無し〕 | マサナシよくない好ましくない |
| □□□ | 154 | ことごとし 〔事事し〕 | コトゴトシ仰々しくて大げさだ |
| □□□ | 155 | まうく 〔設く〕 | マウク得る手に入れ用意準備する |
| □□□ | 156 | おくる 〔後る〕 | オクル死なれるとり残される |
| □□□ | 157 | こころにくし 〔心憎し〕 | ココロニクシ奥ゆかしくて立派だね |
| □□□ | 158 | こまやか 〔細やか〕 | コマヤカは色濃い上品愛情深い |
| □□□ | 159 | いう 〔優〕 | イウ優美上品上手理想的 |
| □□□ | 160 | えん 〔艶〕 | エン優美はなやかつややか美しい |
| □□□ | 161 | あいぎゃう 〔愛敬〕 | アイギャウは魅力があってかわいらしい |
| □□□ | 162 | あやにく | アヤニクはなはだ不都合意地が悪い |
| □□□ | 163 | あへなし 〔敢へ無し〕 | アヘナシはどうしようもないはりあいがない |
| □□□ | 164 | おのづから 〔自づから〕 | オノヅカラ自然におのずと万が一 |
| □□□ | 165 | いかが 〔如何〕 | イカガとはどうどのようにどんなにか |
| □□□ | 166 | なごり 〔名残〕 | ナゴリとは事過ぎ静かに余情あり |
| □□□ | 167 | ふみ 〔文〕 | フミ手紙漢詩学問漢学書物 |
| □□□ | 168 | ざえ 〔才〕 | ザエ学問芸能教養漢学の知識 |
| □□□ | 169 | こころばへ 〔心延へ〕 | ココロバヘ意向性質心の様子 |
| □□□ | 170 | けしき 〔気色〕 | ケシキ考え様子にそぶり |
| □□□ | 171 | かげ 〔影〕 | カゲ光おもかげ姿影法師 |
| □□□ | 172 | あない 〔案内〕 | アナイとは事情説明とりつぎたのむ |
| □□□ | 173 | ひがこと 〔僻事〕 | ヒガコトはまちがい誤り悪いこと |
| □□□ | 174 | たまはる 〔賜はる〕 | タマハルいただくちょうだいする |
| □□□ | 175 | つつまし 〔慎まし〕 | ツツマシ遠慮だ気おくれだ |
| □□□ | 176 | つたなし 〔拙し〕 | ツタナシまずいへただ愚かだ運が悪い |
| □□□ | 177 | つれなし 〔連れ無し〕 | ツレナシつめたいさりげない |
| □□□ | 178 | ことなり 〔異なり〕 | コトナリは違う異なる格別だ |
| □□□ | 179 | いむ 〔忌む〕 | イムきらうつつしむさけるおそれおおい |
| □□□ | 180 | わづらはし 〔煩はし〕 | ワヅラハシ嫌だ複雑やっかいだ |
| □□□ | 181 | うるさし | ウルサシはいやだかしこいわずらわしい |
| □□□ | 182 | しるし 〔著し〕 | シルシはっきり予想通り |
| □□□ | 183 | まだし 〔未だし〕 | マダシ未熟だまだはやい |
| □□□ | 184 | ふびん 〔不便〕 | フビン不都合かわいそう |
| □□□ | 185 | さしも 〔然しも〕 | サシモそんなにそれほどの |
| □□□ | 186 | ここら | ココラたくさんはなはだしい |
| □□□ | 187 | ただ 〔徒〕 | タダむなし何でもないしまっすぐだ |
| □□□ | 188 | おほやけ 〔公〕 | オホヤケは宮中天皇朝廷だ |
| □□□ | 189 | きは 〔際〕 | キハ身分時に限度に程度はし |
| □□□ | 190 | さた 〔沙汰〕 | サタうわさ命令とりきめ処置したく |
| □□□ | 191 | なさけ 〔情〕 | ナサケ情愛風流心 |
| □□□ | 192 | とぶらふ 〔訪ふ〕 | トブラフたずねるおとずれる |
| □□□ | 193 | おとなふ 〔訪ふ〕 | オトナフは手紙を出すし訪れる |
| □□□ | 194 | かたし 〔難し〕 | カタシむずかしめったにない |
| □□□ | 195 | さがなし 〔性無し〕 | サガナシいじわる口やかましい |
| □□□ | 196 | ひとげなし 〔人気無し〕 | ヒトゲナシ人並みでないし気配がない |
| □□□ | 197 | はかる 〔計る〕 | ハカルたくらむおしはかる |
| □□□ | 198 | うらなし 〔心無し〕 | ウラナシ隔てぬ心を許す |
| □□□ | 199 | ゆくりなし | ユクリナシ思いがけずに突然だ |
| □□□ | 200 | ためらふ | タメラフは気分を直すぐずぐずする |
| □□□ | 201 | こころざし 〔志〕 | ココロザシ愛情お礼の贈り物 |
| □□□ | 202 | たより 〔便り〕 | タヨリとは機会関係よりどころ |
| □□□ | 203 | あそぶ 〔遊ぶ〕 | アソブとは演奏をする舞をする |
| □□□ | 204 | おこなふ 〔行ふ〕 | オコナフ仏道修行する |
| □□□ | 205 | ふるさと 〔古里〕 | フルサトはかつて住んでたなじみの地 |
| □□□ | 206 | ちぎり 〔契り〕 | チギリ因縁男女の約束 |
| □□□ | 207 | うつつ 〔現〕 | ウツツ現実生きている |
| □□□ | 208 | かぎり 〔限り〕 | カギリ時全部それだけ一番最後 |
| □□□ | 209 | かたらふ 〔語らふ〕 | カタラフ交際約束説得する |
| □□□ | 210 | かまふ 〔構ふ〕 | カマフとは作る計画でっちあげる |
| □□□ | 211 | わたる 〔渡る〕 | ワタル行く来るいらっしゃる |
| □□□ | 212 | てうず 〔調ず〕 | テウズととのうこらしめる |
| □□□ | 213 | おきつ 〔掟つ〕 | オキツは決める指図する |
| □□□ | 214 | ひなぶ 〔鄙ぶ〕 | ヒナブ里めく田舎めく |
| □□□ | 215 | しる 〔知る〕 | シルわかる治める自分のものにする |
| □□□ | 216 | おぼす 〔思す〕 | オボス愛するお思いになる |
| □□□ | 217 | まかる 〔罷る〕 | マカルしりぞく参上する |
| □□□ | 218 | さぶらふ 〔候ふ〕 | サブラフますです仕えております |
| □□□ | 219 | さて 〔然て〕 | サテそしてところでそんな風にして |
| □□□ | 220 | かたくな 〔頑な〕 | カタクナがんこだ見苦しい |
| □□□ | 221 | みゆ 〔見ゆ〕 | ミユ見える見られる見せる思われる |
| □□□ | 222 | まどふ 〔惑ふ〕 | マドフとはあわてるなやむひどくする |
『土屋の古文単語222』暗記シートの使い方
まず、巻頭の目次を音読します。
次に、単語集全体を一通り読んで、それぞれの単語の意味を大まかに把握します。
そして、七五調で意味を言えるかどうかを、チェックシートで確認します。シート右側の現代語の部分を隠して、意味を言えるかどうか、ひとつずつ確認していきます。言えなかった単語のチェックボックスに×印をつけ、重点的に覚えなおします。
この過程を何度か繰り返し、すべての単語の意味を言えるようにします。
『土屋の古文単語222』を仕上げたら?
『土屋の古文単語222』1冊で基本的な古文単語の力を付けることができますが、これだけでは不安な方は、ほかの単語帳をもう一冊使ってみましょう。




百人一首の解説:現代語訳・意味・品詞分解
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