かるたはお正月や夏休みなどで人が集まった時にみんなで遊べるゲームです。
小倉百人一首の歌をある程度覚えたら、対戦形式で実際に札を取ってみましょう。
競技かるたの公式ルールに則った並べ方・遊び方を紹介します。
決まり字についてはこちらで詳しく紹介しております。
また、下の句を一覧で見たい場合はこちらがおすすめです。
競技かるたのやり方
自分の陣地にある25枚の札を取って、相手より先にゼロにすれば勝ちです。
※参考「HOW TO PLAY かるた」http://www.karuta.or.jp/howto/howto1.html(最終閲覧:2018年5月6日)
競技は、小倉百人一首かるたを用い、相対座する二人の競技者の間で行う。各自、取札百枚のうちから無作為に選んだ二十五枚を持札とし、読手の読み上げる札(以下、出札という)を取り合うことにより、早く持札が無くなった者を勝者とする。
※全日本かるた協会 競技規程(以下、規定)第一条 競技方法http://www.karuta.or.jp/kitei/kyougi.pdf(最終閲覧:2018年5月6日)
①よく混ぜる
100枚のかるたを裏返してよく混ぜて、ランダムに25枚取ります。1対1の個人戦だから、各25枚ずつ持札にするので、50枚あまります。あまった札は空札(からふだ)として箱にしまっておきましょう。
②並べる
持ち札25枚を左右87cm以内、上段・中段・下段の3段に分けて並べます。この範囲を自陣(じじん)と言って、文字どおり自分の陣地です。相手の陣地は敵陣(てきじん)です。
③暗記する
公式ルールの暗記時間は15分です。
④札を取る
取札は50枚ですが、読み上げられるのは100首すべてです。
敵陣にある札を取ったら、自陣から一枚えらんで、敵陣に送ります。
そして、両手は使えません。
競技者は、左右どちらか一方の手を札を取る手(以下、有効手という)と定め、上の句が読み始められるまでは、畳に接した状態で自陣の下段よりも手前に置いておかなければならず、頭は自陣の上段より対戦者側に出してはならない。
※規定 第八条 構え
右利きなら右手、左利きなら左手を使うのが一般的でしょうね。
札を同時に取ったら?
競技かるたに審判は基本的にいないので、「同時に札を取った」とお互いが確認しあった場合、自陣にその札があったほうが取ったことになります。
共に札直接の取りで、同時に出札に触れた場合は、出札を持札としていた者が取ったものとする。
※規定 第十一条 同時の取り
まとめて全部払うのはOK?
取りたい札に直接ふれなくても、競技線の外に出せば、それで取ったことになります。お手つきにもなりません。
お手つき
出札(※読手の読み上げる札)が無い方の陣の札を、その札が競技線内にあるときに有効手で触れた場合、これをお手つきとする。
※規定 第十四条 お手つき
つまり、お手つきになるパターンは次の3つです。
①自陣にあるのに、敵陣の札にタッチ
②敵陣にあるのに、自陣の札にタッチ
③その場にない札(空札)なのに、札にタッチ
お手つきしたらペナルティとして相手の陣地から一枚もらう羽目になります。
対戦者の陣にある出札を取った場合、もしくは、対戦者がお手つきをした場合、自己の持札一枚を対戦者に送ることができる。また、出札が双方いずれの陣にもない時に、対戦者が両方の陣の札にお手つきをした場合は、二枚送ることができる。
※規定 第十六条 送り札
⑤自陣の札が先になくなれば勝ち
どちらかの陣地の札がすべてなくなれば試合終了です。
対戦相手よりも早く持札がなくなれば勝利ですね。
なお、上記以外の細かい決まりについては全日本かるた協会の「競技関係規定」をご覧ください。
http://www.karuta.or.jp/kitei/index.html
関連動画
この動画で競技かるたのルールを確認できますので、ぜひご覧ください。
中日新聞・電子編集部が2015年1月14日に公開した動画です。
初めてでもわかる!百人一首のポイント
おわりに
かるたは手軽に遊べるゲームですので、ぜひみなさんで楽しんでください。最後までご覧くださりありがとうございました。
ありがとうございました
ご覧くださりありがとうございました!