百人一首

百人一首一覧表 – あいうえお順・五十音順・歌番号順をひらがなで

百人一首一覧表 - あいうえお順・五十音順・歌番号順をひらがなで

投稿日:2018年4月20日 更新日:

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小倉百人一首をあいうえお順と歌番号順の両方で一覧表示しました。すべてひらがな表記です。このページから各歌の解説ページに移動することが可能です。ぜひ、この一覧表とそれぞれの解説ページを参考にしながら百人一首の暗記にチャレンジしてみてください。百人一首の覚え方としては、声に出して何度も読み上げるのが基本です。覚えてもすぐ忘れてしまうのでは、と不安になるかもしれませんが、覚えた歌を忘れてしまっても大丈夫です。忘れてもまた覚えなおせば問題ありません。忘れて覚えなおすということを何回かくり返さないと、記憶というのは本当に定着しません。そして、なによりも楽しみながら取り組むことが大切です。

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目次

百人一首一覧表(あいうえお順・五十音順)

※上の句と下の句を「、」で区切りました。()内の数字は歌番号です。数字を押すと各歌の解説ページに移動します。

あきかぜにたなびくくものたえまより、もれいづるつきのかげのさやけさ(79

あきのたのかりほのいほのとまをあらみ、わがころもではつゆにぬれつつ(1

あけぬればくるるものとはしりながら、なほうらめしきあさぼらけかな(52

あさぢふのをののしのはらしのぶれど、あまりてなどかひとのこひしき(39

あさぼらけありあけのつきとみるまでに、よしののさとにふれるしらゆき(31

あさぼらけうぢのかはぎりたえだえに、あらはれわたるせぜのあじろぎ(64

あしひきのやまどりのをのしだりをの、ながながしよをひとりかもねむ(3

あはぢしまかよふちどりのなくこゑに、いくよねざめぬすまのせきもり(78

あはれともいふべきひとはおもほえで、みのいたづらになりぬべきかな(45

あひみてののちのこころにくらぶれば、むかしはものをおもはざりけり(43

あふことのたえてしなくはなかなかに、ひとをもみをもうらみざらまし(44

あまつかぜくものかよひぢふきとぢよ、をとめのすがたしばしとどめむ(12

あまのはらふりさけみればかすがなる、みかさのやまにいでしつきかも(7

あらざらむこのよのほかのおもひでに、いまひとたびのあふこともがな(56

あらしふくみむろのやまのもみぢばは、たつたのかはのにしきなりけり(69

ありあけのつれなくみえしわかれより、あかつきばかりうきものはなし(30

ありまやまゐなのささはらかぜふけば、いでそよひとをわすれやはする(58

いにしへのならのみやこのやへざくら、けふここのへににほひぬるかな(61

いまこむといひしばかりにながつきの、ありあけのつきをまちいでつるかな(21

いまはただおもひたえなむとばかりを、ひとづてならでいふよしもがな(63

うかりけるひとをはつせのやまおろしよ、はげしかれとはいのらぬものを(74

うらみわびほさぬそでだにあるものを、こひにくちなむなこそをしけれ(65

おくやまにもみぢふみわけなくしかの、こゑきくときぞあきはかなしき(5

おとにきくたかしのはまのあだなみは、かけじやそでのぬれもこそすれ(72

おほえやまいくののみちのとほければ、まだふみもみずあまのはしだて(60

おほけなくうきよのたみにおほふかな、わがたつそまにすみぞめのそで(95

おもひわびさてもいのちはあるものを、うきにたへぬはなみだなりけり(82

かくとだにえやはいぶきのさしもぐさ、さしもしらじなもゆるおもひを(51

かささぎのわたせるはしにおくしもの、しろきをみればよぞふけにける(6

かぜそよぐならのをがはのゆふぐれは、みそぎぞなつのしるしなりける(98

かぜをいたみいはうつなみのおのれのみ、くだけてものをおもふころかな(48

きみがためはるののにいでてわかなつむ、わがころもでにゆきはふりつつ(15

きみがためをしからざりしいのちさへ、ながくもがなとおもひけるかな(50

きりぎりすなくやしもよのさむしろに、ころもかたしきひとりかもねむ(91

こころあてにをらばやをらむはつしもの、おきまどはせるしらぎくのはな(29

こころにもあらでうきよにながらへば、こひしかるべきよはのつきかな(68

こぬひとをまつほのうらのゆふなぎに、やくやもしほのみもこがれつつ(97

このたびはぬさもとりあへずたむけやま、もみぢのにしきかみのまにまに(24

こひすてふわがなはまだきたちにけり、ひとしれずこそおもひそめしか(41

これやこのゆくもかへるもわかれては、しるもしらぬもあふさかのせき(10

さびしさにやどをたちいでてながむれば、いづこもおなじあきのゆふぐれ(70

しのぶれどいろにいでにけりわがこひは、ものやおもふとひとのとふまで(40

しらつゆにかぜのふきしくあきののは、つらぬきとめぬたまぞちりける(37

すみのえのきしによるなみよるさへや、ゆめのかよひぢひとめよくらむ(18

せをはやみいはにせかるるたきがはの、われてもすゑにあはむとぞおもふ(77

たかさごのをのへのさくらさきにけり、とやまのかすみたたずもあらなむ(73

たきのおとはたえてひさしくなりぬれど、なこそながれてなほきこえけれ(55

たごのうらにうちいでてみればしろたへの、ふじのたかねにゆきはふりつつ(4

たちわかれいなばのやまのみねにおふる、まつとしきかばいまかへりこむ(16

たまのをよたえなばたえねながらへば、しのぶることのよわりもぞする(89

たれをかもしるひとにせむたかさごの、まつもむかしのともならなくに(34

ちぎりおきしさせもがつゆをいのちにて、あはれことしのあきもいぬめり(75

ちぎりきなかたみにそでをしぼりつつ、すゑのまつやまなみこさじとは(42

ちはやぶるかみよもきかずたつたがは、からくれなゐにみづくくるとは(17

つきみればちぢにものこそかなしけれ、わがみひとつのあきにはあらねど(23

つくばねのみねよりおつるみなのがは、こひぞつもりてふちとなりぬる(13

ながからむこころもしらずくろかみの、みだれてけさはものをこそおもへ(80

ながらへばまたこのごろやしのばれむ、うしとみしよぞいまはこひしき(84

なげきつつひとりぬるよのあくるまは、いかにひさしきものとかはしる(53

なげけとてつきやはものをおもはする、かこちがほなるわがなみだかな(86

なつのよはまだよひながらあけぬるを、くものいづこにつきやどるらむ(36

なにしおはばあふさかやまのさねかづら、ひとにしられでくるよしもがな(25

なにはえのあしのかりねのひとよゆゑ、みをつくしてやこひわたるべき(88

なにはがたみじかきあしのふしのまも、あはでこのよをすぐしてよとや(19

はなさそふあらしのにはのゆきならで、ふりゆくものはわがみなりけり(96

はなのいろはうつりにけりないたづらに、わがみよにふるながめせしまに(9

はるすぎてなつきにけらししろたへの、ころもほすてふあまのかぐやま(2

はるのよのゆめばかりなるたまくらに、かひなくたたむなこそをしけれ(67

ひさかたのひかりのどけきはるのひに、しづごころなくはなのちるらむ(33

ひとはいさこころもしらずふるさとは、はなぞむかしのかににほひける(35

ひともをしひともうらめしあぢきなく、よをおもふゆゑにものおもふみは(99

ふくからにあきのくさきのしをるれば、むべやまかぜをあらしといふらむ(22

ほととぎすなきつるかたをながむれば、ただありあけのつきぞのこれる(81

みかきもりゑじのたくひのよるはもえ、ひるはきえつつものをこそおもへ(49

みかのはらわきてながるるいづみがは、いつみきとてかこひしかるらむ(27

みせばやなをじまのあまのそでだにも、ぬれにぞぬれしいろはかはらず(90

みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに、みだれそめにしわれならなくに(14

みよしののやまのあきかぜさよふけて、ふるさとさむくころもうつなり(94

むらさめのつゆもまだひぬまきのはに、きりたちのぼるあきのゆふぐれ(87

めぐりあひてみしやそれともわかぬまに、くもがくれにしよはのつきかな(57

ももしきやふるきのきばのしのぶにも、なほあまりあるむかしなりけり(100

もろともにあはれとおもへやまざくら、はなよりほかにしるひともなし(66

やすらはでねなましものをさよふけて、かたぶくまでのつきをみしかな(59

やへむぐらしげれるやどのさびしきに、ひとこそみえねあきはきにけり(47

やまがはにかぜのかけたるしがらみは、ながれもあへぬもみぢなりけり(32

やまざとはふゆぞさびしさまさりける、ひとめもくさもかれぬとおもへば(28

ゆふさればかどたのいなばおとづれて、あしのまろやにあきかぜぞふく(71

ゆらのとをわたるふなびとかぢをたえ、ゆくへもしらぬこひのみちかな(46

よのなかはつねにもがもななぎさこぐ、あまのをぶねのつなでかなしも(93

よのなかよみちこそなけれおもひいる、やまのおくにもしかぞなくなる(83

よもすがらものおもふころはあけやらで、ねやのひまさへつれなかりけり(85

よをこめてとりのそらねははかるとも、よにあふさかのせきはゆるさじ(62

わがいほはみやこのたつみしかぞすむ、よをうぢやまとひとはいふなり(8

わがそではしほひにみえぬおきのいしの、ひとこそしらねかわくまもなし(92

わすらるるみをばおもはずちかひてし、ひとのいのちのをしくもあるかな(38

わすれじのゆくすゑまではかたければ、けふをかぎりのいのちともがな(54

わたのはらこぎいでてみればひさかたの、くもゐにまがふおきつしらなみ(76

わたのはらやそしまかけてこぎいでぬと、ひとにはつげよあまのつりぶね(11

わびぬればいまはたおなじなにはなる、みをつくしてもあはむとぞおもふ(20

をぐらやまみねのもみぢばこころあらば、いまひとたびのみゆきまたなむ(26

 

百人一首一覧(歌番号順)

1~25

001 天智天皇 (てんじてんのう)

秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
(あきのたの かりほのいほ(お)の とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ)

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002 持統天皇 (じとうてんのう)

春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
(はるすぎて なつきにけらし しろたへ(え)の ころもほすてふ(ちょう) あまのかぐやま)

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003 柿本人麻呂 (かきのもとのひとまろ)

あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
(あしびきの やまどりのを(お)の しだりを(お)の ながながしよを ひとりかもねむ(ん))

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004 山辺赤人 (やまべのあかひと)

田子の浦に うちいでて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪はふりつつ
(たごのうらに うちいでてみれば しろたへ(え)の ふじのたかねに ゆきはふりつつ)

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005 猿丸大夫 (さるまるだゆう)

奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき
(おくやまに もみぢ(じ)ふみわけ なくしかの こゑ(え)きくときぞ あきはかなしき)

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006 大伴家持 (おおとものやかもち)

かささぎの わたせる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける
(かささぎの わたせるはし におくしもの しろきをみれば よぞふけにける)

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007 阿部仲麿 (あべのなかまろ)

天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも
(あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも)

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008 喜撰法師 (きせんほうし)

わが庵は 都のたつみ しかぞ住む 世を宇治山と 人は言ふなり
(わがいほ(お)は みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢ(じ)やまと ひとはいふ(う)なり)

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009 小野小町 (おののこまち)

花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
(はなのいろは うつりにけりな いたづ(ず)らに わがみよにふる ながめせしまに)

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010 蝉丸 (せみまる)

これやこの 行くも帰るも わかれては 知るも知らぬも 逢坂の関
(これやこの ゆくもかへ(え)るも わかれては しるもしらぬも あふ(おう)さかのせき)

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011 参議篁 (さんぎたかむら)

わたの原 八十島かけて 漕ぎいでぬと 人にはつげよ あまのつり舟
(わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね)

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012 僧正遍昭 (そうじょうへんじょう)

天つ風 雲の通ひ路 ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
(あまつかぜ くものかよひ(い)ぢ(じ) ふきとぢ(じ)よ を(お)とめのすがた しばしとどめむ(ん))

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013 陽成院 (ようぜいいん)

つくばねの みねよりおつる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
(つくばねの みねよりおつる みなのがは(わ) こひ(い)ぞつもりて ふちとなりぬる)

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014 河原左大臣 (かわらのさだいじん)

陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに みだれそめにし われならなくに
(みちのくの しのぶもぢ(じ)ずり たれゆゑ(え)に みだれそめにし われならなくに)

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015 光孝天皇 (こうこうてんのう)

君がため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ
(きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ)

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016 中納言行平 (ちゅうなごんゆきひら)

立ちわかれ いなばの山の みねに生ふる まつとし聞かば いま帰り来む
(たちわかれ いなばのやまの みねにおふ(う)る まつとしきかば いまかへ(え)りこむ(ん))

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017 在原業平朝臣 (ありわらのなりひらあそん)

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
(ちはやぶる かみよもきかず たつたがは(わ) からくれなゐ(い)に みづ(ず)くくるとは)

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018 藤原敏行朝臣 (ふじわらのとしゆきあそん)

住江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ
(すみのえの きしによるなみ よるさへ(え)や ゆめのかよひ(い)ぢ(じ) ひとめよくらむ(ん))

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019 伊勢 (いせ)

難波潟 みじかき葦の ふしの間も あはでこの世を すぐしてよとや
(なには(わ)がた みじかきあしの ふしのまも あは(わ)でこのよを すぐしてよとや)

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020 元良親王 (もとよししんのう)

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
(わびぬれば いまはたおなじ なには(わ)なる みをつくしても あは(わ)む(ん)とぞおもふ(う))

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021 素性法師 (そせいほうし)

いま来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ちいでつるかな
(いまこむ(ん)と いひ(い)しばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな)

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022 文屋康秀 (ふんやのやすひで)

吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ
(ふくからに あきのくさきの しを(お)るれば むべやまかぜを あらしといふらむ(ん))

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023 大江千里 (おおえのちさと)

月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
(つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど)

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024 菅家 (かんけ)

このたびは 幣もとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに
(このたびは ぬさもとりあへ(え)ず たむけやま もみぢ(じ)のにしき かみのまにまに)

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025 三条右大臣 (さんじょうのうだいじん)

名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな
(なにしおは(わ)ば あふ(おう)さかやまの さねかづ(ず)ら ひとにしられで くるよしもがな)

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26~50

026 貞信公 (ていしんこう)

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ
(を(お)ぐらやま みねのもみぢ(じ)ば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなむ(ん))

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027 中納言兼輔 (ちゅうなごんかねすけ)

みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ
(みかのはら わきてながるる いづ(ず)みがは(わ) いつみきとてか こひ(い)しかるらむ(ん))

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028 源宗于朝臣 (みなもとのむねゆきあそん)

山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば
(やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもへ(え)ば)

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029 凡河内躬恒 (おおしこうちのみつね)

心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花
(こころあてに を(お)らばやを(お)らむ(ん) はつしもの おきまどは(わ)せる しらぎくのはな)

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030 壬生忠岑 (みぶのただみね)

有明の つれなく見えし わかれより 暁ばかり うきものはなし
(ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし)

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031 坂上是則 (さかのうえのこれのり)

朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に ふれる白雪
(あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき)

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032 春道列樹 (はるみちのつらき)

山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり
(やまがは(わ)に かぜのかけたる しがらみは ながれもあへ(え)ぬ もみぢ(じ)なりけり)

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033 紀友則 (きのとものり)

ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
(ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづ(ず)ごころなく はなのちるらむ(ん))

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034 藤原興風 (ふじわらのおきかぜ)

誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに
(たれをかも しるひとにせむ(ん) たかさごの まつもむかしの ともならなくに)

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035 紀貫之 (きのつらゆき)

人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける
(ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににほ(お)ひ(い)ける)

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036 清原深養父 (きよはらのふかやぶ)

夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ
(なつのよは まだよひ(い)ながら あけぬるを くものいづ(ず)こに つきやどるらむ(ん))

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037 文屋朝康 (ふんやのあさやす)

白露に 風のふきしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
(しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける)

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038 右近 (うこん)

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな
(わすらるる みをばおもは(わ)ず ちかひ(い)てし ひとのいのちの を(お)しくもあるかな)

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039 参議等 (さんぎひとし)

浅茅生の をののしの原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
(あさぢふ(う)の を(お)ののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひ(い)しき)

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040 平兼盛 (たいらのかねもり)

しのぶれど 色にいでにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで
(しのぶれど いろにいでにけり わがこひ(い)は ものやおもふ(う)と ひとのとふ(う)まで)

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041 壬生忠見 (みぶのただみ)

恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか
(こひ(い)すてふ(ちょう) わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもひ(い)そめしか)

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042 清原元輔 (きよはらのもとすけ)

契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは
(ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すゑ(え)のまつやま なみこさじとは)

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043 権中納言敦忠 (ごんちゅうなごんあつただ)

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり
(あひ(い)みての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもは(わ)ざりけり)

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044 中納言朝忠 (ちゅうなごんあさただ)

逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも うらみざらまし
(あふ(おう)ことの たえてしなくは なかなかに ひとをもみをも うらみざらまし)

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045 謙徳公 (けんとくこう)

あはれとも 言ふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
(あは(わ)れとも いふ(う)べきひとは おもほ(お)えで みのいたづ(ず)らに なりぬべきかな)

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046 曽祢好忠 (そねのよしただ)

由良のとを わたる舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな
(ゆらのとを わたるふなびと かぢ(じ)をたえ ゆくへ(え)もしらぬ こひ(い)のみちかな)

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047 恵慶法師 (えぎょうほうし)

八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋はきにけり
(やへ(え)むぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえね あきはきにけり)

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048 源重之 (みなもとのしげゆき)

風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけてものを 思ふころかな
(かぜをいたみ いは(わ)うつなみの おのれのみ くだけてものを おもふ(う)ころかな)

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049 大中臣能宣朝臣 (おおなかとみのよしのぶあそん)

みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ
(みかきもり ゑ(え)じのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものをこそおもへ(え))

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050 藤原義孝 (ふじわらのよしたか)

君がため 惜しからざりし 命さへ ながくもがなと 思ひけるかな
(きみがため を(お)しからざりし いのちさへ(え) ながくもがなと おもひ(い)けるかな)

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51~75

051 藤原実方朝臣 (ふじわらのさねかたあそん)

かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな もゆる思ひを
(かくとだに えやは(わ)いぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひ(い)を)

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052 藤原道信朝臣 (ふじわらのみちのぶあそん)

明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな
(あけぬれば くるるものとは しりながら なほ(お)うらめしき あさぼらけかな)

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053 右大将道綱母 (うだいしょうみちつなのはは)

なげきつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る
(なげきつつ ひとりぬるよの あくるまは いかにひさしき ものとかは(わ)しる)

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054 儀同三司母 (ぎどうさんしのはは)

わすれじの 行く末までは かたければ 今日をかぎりの 命ともがな
(わすれじの ゆくすゑ(え)までは かたければ けふ(きょう)をかぎりの いのちともがな)

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055 大納言公任 (だいなごんきんとう)

滝の音は 絶えてひさしく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ
(たきのおとは たえてひさしく なりぬれど なこそながれて なほ(お)きこえけれ)

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056 和泉式部 (いずみしきぶ)

あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな
(あらざらむ(ん) このよのほかの おもひ(い)でに いまひとたびの あふ(おう)こともがな)

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057 紫式部 (むらさきしきぶ)

めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな
(めぐりあひ(い)て みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし よは(わ)のつきかな)

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058 大弐三位 (だいにのさんみ)

有馬山 猪名の笹原 風ふけば いでそよ人を 忘れやはする
(ありまやま ゐ(い)なのささはら かぜふけば いでそよひとを わすれやは(わ)する)

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059 赤染衛門 (あかぞめえもん)

やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて かたぶくまでの 月をみしかな
(やすらは(わ)で ねなましものを さよふけて かたぶくまでの つきをみしかな)

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060 小式部内侍 (こしきぶのないし)

大江山 いくのの道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立
(おほ(お)えやま いくののみちの とほ(お)ければ まだふみもみず あまのはしだて)

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061 伊勢大輔 (いせのたいふ)

いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな
(いにしへ(え)の ならのみやこの やへ(え)ざくら けふ(きょう)ここのへ(え)に にほ(お)ひ(い)ぬるかな)

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062 清少納言 (せいしょうなごん)

夜をこめて 鳥のそらねは はかると よに逢坂の 関はゆるさじ
(よをこめて とりのそらねは はかるとも よにあふ(おう)さかの せきはゆるさじ)

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063 左京大夫道雅 (さきょうのだいぶみちまさ)

いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
(いまはただ おもひ(い)たえなむ(ん) とばかりを ひとづてならで いふ(う)よしもがな)

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064 権中納言定頼 (ごんちゅうなごんさだより)

朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木
(あさぼらけ うぢ(じ)のかは(わ)ぎり たえだえに あらは(わ)れわたる せぜのあじろぎ)

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065 相模 (さがみ)

うらみわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
(うらみわび ほさぬそでだに あるものを こひ(い)にくちなむ(ん) なこそを(お)しけれ)

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066 前大僧正行尊 (さきのだいそうじょうぎょうそん)

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに しる人もなし
(もろともに あは(わ)れとおもへ(え) やまざくら はなよりほかに しるひともなし)

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067 周防内侍 (すおうのないし)

春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
(はるのよの ゆめばかりなる たまくらに かひ(い)なくたたむ(ん) なこそを(お)しけれ)

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068 三条院 (さんじょういん)

こころにも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
(こころにも あらでうきよに ながらへ(え)ば こひ(い)しかるべき よは(わ)のつきかな)

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069 能因法師 (のういんほうし)

あらしふく 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の にしきなりけり
(あらしふく みむろのやまの もみぢ(じ)ばは たつたのかは(わ)の にしきなりけり)

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070 良暹法師 (りょうぜんほうし)

さびしさに 宿を立ちいでて ながむれば いづこもおなじ 秋の夕暮れ
(さびしさに やどをたちいでて ながむれば いづ(ず)こもおなじ あきのゆふ(う)ぐれ)

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071 大納言経信 (だいなごんつねのぶ)

夕されば 門田の稲葉 おとづれて 葦のまろやに 秋風ぞふく
(ゆふ(う)されば かどたのいなば おとづ(ず)れて あしのまろやに あきかぜぞふく)

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072 祐子内親王家紀伊 (ゆうしないしんのうけのきい)

音にきく 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ
(おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ)

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073 権中納言匡房 (ごんちゅうなごんまさふさ)

高砂の 尾の上の桜 さきにけり 外山の霞 たたずもあらなむ
(たかさごの を(お)のへ(え)のさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ(ん))

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074 源俊頼朝臣 (みなもとのとしよりあそん)

うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは いのらぬものを
(うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを)

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075 藤原基俊 (ふじわらのもととし)

ちぎりおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり
(ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて あは(わ)れことしの あきもいぬめり)

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76~100

076 法性寺入道前関白太政大臣 (ほっしょうじにゅうどうさきのかんぱくだいじょうだいじん)

わたの原 漕ぎいでて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波
(わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもゐ(い)にまがふ(ごう) おきつしらなみ)

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077 崇徳院 (すとくいん)

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
(せを(お)はやみ いは(わ)にせかるる たきがは(わ)の われてもすゑ(え)に あは(わ)む(ん)とぞおもふ(う))

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078 源兼昌 (みなもとのかねまさ)

淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守
(あは(わ)ぢ(じ)しま かよふ(う)ちどりの なくこゑ(え)に いくよねざめぬ すまのせきもり)

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079 左京大夫顕輔 (さきょうのだいぶあきすけ)

秋風に たなびく雲の 絶え間より もれいづる月の 影のさやけさ
(あきかぜに たなびくくもの たえまより もれいづるつきの かげのさやけさ)

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080 待賢門院堀河 (たいけんもんいんのほりかわ)

ながからむ 心も知らず 黒髪の みだれて今朝は ものをこそ思へ
(ながからむ(ん) こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもへ(え))

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081 後徳大寺左大臣 (ごとくだいじのさだいじん)

ほととぎす 鳴きつるかたを ながむれば ただ有明の 月ぞのこれる
(ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる)

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082 道因法師 (どういんほうし)

思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり
(おもひ(い)わび さてもいのちは あるものを うきにたへ(え)ぬは なみだなりけり)

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083 皇太后宮大夫俊成 (こうたいごうぐうのだいぶしゅんぜい)

よのなかよ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
(よのなかよ みちこそなけれ おもひ(い)いる やまのおくにも しかぞなくなる)

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084 藤原清輔朝臣 (ふじわらのきよすけあそん)

ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
(ながらへ(え)ば またこのごろや しのばれむ(ん) うしとみしよぞ いまはこひ(い)しき)

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085 俊恵法師 (しゅんえほうし)

夜もすがら もの思ふころは 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり
(よもすがら ものおもふ(う)ころは あけやらで ねやのひまさへ(え) つれなかりけり)

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086 西行法師 (さいぎょうほうし)

なげけとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな
(なげけとて つきやは(わ)ものを おもは(わ)する かこちがほ(お)なる わがなみだかな)

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087 寂蓮法師 (じゃくれんほうし)

村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕暮れ
(むらさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆふ(う)ぐれ)

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088 皇嘉門院別当 (こうかもんいんのべっとう)

難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき
(なには(わ)えの あしのかりねの ひとよゆゑ(え) みをつくしてや こひ(い)わたるべき)

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089 式子内親王 (しょくしないしんのう)

玉の緒よ 絶えなば絶えね 長らへば しのぶることの 弱りもぞする
(たまのを(お)よ たえなばたえね ながらへ(え)ば しのぶることの よわりもぞする)

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090 殷富門院大輔 (いんぷもんいんのたいふ)

見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色は変はらず
(みせばやな を(お)じまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかは(わ)らず)

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091 後京極摂政前太政大臣 (ごきょうごくせっしょうさきのだいじょうだいじん)

きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに ころもかたしき ひとりかも寝む
(きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ(ん))

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092 二条院讃岐 (にじょういんのさぬき)

わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし
(わがそでは しほ(お)ひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かわくまもなし)

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093 鎌倉右大臣 (かまくらのうだいじん)

世の中は つねにもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも
(よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのを(お)ぶねの つなでかなしも)

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094 参議雅経 (さんぎまさつね)

み吉野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさとさむく 衣うつなり
(みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり)

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095 前大僧正慈円 (さきのだいそうじょうじえん)

おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に すみぞめのそで
(おほ(お)けなく うきよのたみに おほ(お)ふ(う)かな わがたつそまに すみぞめのそで)

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096 入道前太政大臣 (にゅうどうさきのだいじょうだいじん)

花さそふ あらしの庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
(はなさそふ(う) あらしのには(わ)の ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり)

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097 権中納言定家 (ごんちゅうなごんていか)

来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
(こぬひとを まつほのうらの ゆふ(う)なぎに やくやもしほ(お)の みもこがれつつ)

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098 従二位家隆 (じゅにいいえたか)

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
(かぜそよぐ ならのを(お)がは(わ)の ゆふ(う)ぐれは みそぎぞなつの しるしなりける)

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099 後鳥羽院 (ごとばいん)

人も惜し 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は
(ひともを(お)し ひともうらめし あぢ(じ)きなく よをおもふ(う)ゆゑ(え)に ものおもふ(う)みは)

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100 順徳院 (じゅんとくいん)

百敷や ふるき軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
(ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほ(お)あまりある むかしなりけり)

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あきぜに ぎりす はるぎて
あきたの こころてに はるよの
ぬれば こころ かたの
あさふの ひとを ひといさ
あさぼらけ たびは ひとをし
あさぼらけ すてふ くからに
ひきの やこの ととぎす
あはしま びしさに みかもり
あはとも ぶれど みかはら
みての つゆに ばやな
あふとの みのえの のくの
あまかぜ をはやみ しのの
あまはら さごの らさめの
あららむ のおとは ぐりあひて
あらふく のうらに しきや
ありけの わかれ ともに
ありやま のをよ らはで
しへの をかも むぐら
いまむと ちぎりきし やまはに
いまただ ちぎり やまとは
りける やぶる されば
みわび みれば のとを
やまに ばねの よのなか
にきく ながらむ よのなか
おほやま ながへば すがら
おほなく なげつつ こめて
ひわび なげとて わがほは
とだに のよは わがでは
さぎの なにおはば わするる
かぜよぐ なには わすじの
かぜいたみ なには わたのはら
きみがため はなそふ わたのはら
きみがため はないろは ぬれば
らやま

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都内の私立大学 文学部国文学専攻出身
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