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『舞姫』解説。話の内容を要約して短く詳しくまとめました。

『舞姫』解説。話の内容を要約して短く詳しくまとめました。

投稿日:2018年10月13日 更新日:

森鷗外『舞姫』の内容をわかりやすく要約しました。テスト対策で時間がない方は、この要約で話の概要をご確認ください。

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また、時間に余裕のある方は現代語訳もぜひご覧ください。

>>森鴎外『舞姫』現代語訳

『舞姫』の登場人物

『舞姫』の登場人物

『舞姫』の登場人物

 

太田豊太郎(おおたとよたろう)

エリスの恋人。19歳で東大法学科を卒業し、官僚になる。22歳の時、ドイツのベルリンへ出張(留学)する。エリスに出会ったのは25歳前後。語学能力を天方伯爵に認められ、いっしょに日本へ帰ることになる。

 

エリス

ヴィクトリア座の女優(踊り子)。17歳の頃、父の葬儀費用を払えなくて困っているところを豊太郎に助けられ恋愛関係になる。のちに豊太郎の子を懐妊するが、日本に帰る豊太郎に裏切られたと絶望し発狂する。

 

相沢謙吉(あいざわけんきち)

豊太郎の友人で、天方伯の秘書官。豊太郎が役所の仕事をクビになった時、新聞社の仕事を紹介した。また、豊太郎の能力を見込んで天方伯に推薦した。

 

天方伯(あまがたはく)

大臣。豊太郎にドイツ語翻訳の仕事をさせるうち、その能力を評価するようになり、結局、豊太郎を連れて日本へ帰国することになる。

 

『舞姫』の概要

冒頭:帰国の船内

豊太郎はドイツ滞在を終えて、日本へ帰る船の中にいますが、どうやら元気がない様子です。恋しいエリスをドイツに残し、一人で日本に帰るのですから、元気がないのも当然ですね。

話は豊太郎がドイツで過ごした日々を回想するかたちで進んでいきます。

 

舞台はドイツのベルリン

豊太郎はベルリンに来てから、法律や政治に関する仕事をまじめにこなしていましたが、しだいに歴史や文学に心がひかれていって勉学がおろそかになり、日本にいる上司との関係も悪くなってしまいます。

ある日、豊太郎が散歩していると、道ばたで泣いている少女が目に入りました。豊太郎が泣いている理由を訊くと、少女は「父の葬式を明日しなければならないのに、お金がありません」と言うので、豊太郎は少女に、持っていた少しのお金と時計をわたしました。
 
これがきっかけとなって、豊太郎とエリスは頻繁に顔をあわせるようになりました。本を貸したり芸術の話をしたりする関係でしたが、数人のドイツにいる日本人の知り合いが「豊太郎が舞姫とみだらな関係を続けている」と上司に報告したため、豊太郎はクビになってしまいました。

豊太郎は友人の相沢謙吉の紹介で新聞社の仕事につきます。ドイツの政治・文芸を日本の新聞社へ報道する仕事です。また、この頃からエリスと同居し、のちにエリスは妊娠します。

 

天方伯に気に入られる

ある日、豊太郎のもとへ相沢から、「天方伯が会いたがっている」という知らせが届きます。豊太郎はベルリンのホテルで天方伯と相沢に面会します。表向きはドイツ語を翻訳する仕事の依頼でしたが、相沢の本心は豊太郎をエリスと別れさせ、そして天方伯の秘書官として就職させることでした。

豊太郎は友人に対して「いやだ」と言えない性質なので、エリスと別れることを相沢に約束してしまいました。

その後、天方伯のロシア出張に同行した豊太郎は、通訳として大活躍しました。この活躍から天方伯に気に入られ、「語学だけでも充分使える人材だから、いっしょに日本に帰らないか」と提案されます。この時も豊太郎は抵抗できず、天方伯とともに日本へ帰ることを承知してしまいます。

 

結末:エリスと豊太郎の別れ

「エリスに何と言ったら良いだろう」と苦悩する豊太郎は、エリスの目の前で何も言えずに気絶します。意識を取りもどしたのは数週間後。相沢から豊太郎が一人で日本に帰ることを聞いたエリスは、目が血走り、頬がこけ、まるで別人のようになってしまいました。

エリスは物を投げたり泣きさけんだりして、医者には治る見込みがないとまで言われました。豊太郎は、相沢は良い友人だけれど、少しばかり恨めしく思うのでした。

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