先日、OSS-DB Exam Silverを受験して合格しましたので、その体験談をまとめておこうと思います。取得を検討されている方のご参考になれば幸いです。なお、当記事は2024年受験時点のお話です。最新の試験情報(試験時間・出題形式・出題数など)は、LPI-Japanのサイト等でご確認ください。
OSS-DB Exam Silverの概要
OSS-DB Exam Silverは、LPI-Japanが実施するオープンソースデータベース(OSS-DB)に関する試験で、PostgreSQLの基本的な知識と技術力を問うものです。
試験は制限時間が90分で、約50問で構成されており、全体の60~70%ほど正解すると合格となるようです。受験結果は試験終了時に分かります。
OSS-DB Exam Silverの勉強時間
私の場合の勉強期間は、約4ヶ月ほどでした。おおよそ以下のような段階を踏んで学習を進めました。
- 参考書を読んで問題演習をする 約3ヶ月
- Ping-tで問題演習をする 約1ヶ月
学習を振り返ると、Ping-t (https://mondai.ping-t.com/g) という学習サイトを使った問題演習が非常に効果的だったので、参考書の『OSS教科書 OSS-DB Silver Ver.3.0対応』(翔泳社)を読むステップは不要だったように感じています。Ping-tに掲載されている合格体験記にも、「Ping-tだけで合格できた」といった意見が見られます。
Ping-tの問題集、「最強WEB問題集」は無料で利用できるものもありますが、OSS-DB Silver対策の問題集は有料です。私は2ヶ月で3300円のプランを利用しました。問題集にはコマンドの実行例を含む詳しい解説が付いていたので勉強になりました。
OSS-DB Exam Silverの勉強方法
Ping-tの問題演習をメインに行うことがおすすめです。間違えた問題の解説を読んで、適宜ノートを作ったり、コマンドを書き写したりして苦手な分野を重点的に学習します。
Ping-tでは、問題に正解すると「ヒット」、2回連続で正解すると「コンボ」が記録されて、「ヒット」や「コンボ」の割合が一定の値を超えるごとに「レベル」が上がっていきます。
演習問題は全部で523問あり、すべてを「コンボ」にするのが望ましいとされていますが、私の場合は試験本番まで時間がなく、すべてを「コンボ」にすることができませんでした。
私が受験した時の問題演習の進捗状況は以下の通りです。
- レベル 17 / 40
- ヒット 92%
- コンボ 63%
- 模試の正答率80%以上 1回
- 模試の正答率90%以上 1回
試験本番の前日に模擬試験を解いて92%(46/50)正答することができ、実際の試験でも「88点」を取れました。一部、Ping-tの問題集でカバーされていないことも出題されましたが、実際の試験問題の難易度はPing-tの問題集と同水準だと感じました。