歌舞伎を見に行くのにどんな服装がいいか、特に初心者の方は気になると思いますので、ポイントをご紹介します。それから、服装より重要なのが観劇マナーです。周囲の観客の邪魔にならないように気をつけて、快適に舞台を楽しめるようにいくつか注意点をお教えします。
目次
男性も女性も 「Tシャツ・ジーパン」のラフな格好で大丈夫
「こんど歌舞伎を見に行くんだけれど、どんな服装がいいのかわからない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、歌舞伎にドレスコードはありません。スーツのようなフォーマルな服装でなくて大丈夫なので、好きな格好で見に行きましょう。TシャツもサンダルもOKですので、気軽に足を運んでください。
服装よりも大切なのはマナー
服装よりもマナーのほうが大切なので、ほかの観客の迷惑にならないように配慮するべきポイントをご紹介します。
前のめりにならない
舞台をよく見ようとして前傾姿勢になってしまう気もちは理解できるのですが、後ろの観客の視界を邪魔してしまうので、前のめりになってはいけません。背中を座席の背もたれにつけて観劇しましょう。また、背中に荷物や上着を置くのも、同じ理由でダメです。荷物はロッカーに入れるか、自分のひざの上に置きましょう。帽子も外しましょう。
雑音はけっこう響く
ビニール袋をがさごそする音や、小声の話し声は周りの人にけっこう聞えます。上演中は静かにすることを心がけましょう。咳もなるべく控えてもらいたいのですが、生理現象なのでしかたないかと思われます。
時間に余裕をもって
上演後に座席の間を移動するのは大変ですし、ほかの観客の邪魔になってしまいます。開演時間ではなく、開場時間を目安にして劇場に行きましょう。早めに劇場に来れば、開演時間前に売店をのぞくこともできますし、あわてずに座席に向かわずに済みます。ぜひ余裕をもって劇場へお越しください。
子供連れはOK?
乳幼児の同伴は可能かということなんですが、松竹は「イベント託児サービス」を実施しています。一幕見席は対象外ですが、歌舞伎座、あるいは新橋演舞場の観覧チケットを持っている場合、歌舞伎座の隣りにある「キッズスペース・マザーズ」でサービスを受けられるようです。
サービスの利用には、あらかじめ予約が必要になりますし、実施日も限られていますので、詳しくは松竹にお問い合わせください。
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「イベント託児サービス」ご利用の流れ
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まとめ
いかがでしたか?
周囲の観客に対するちょっとした配慮は欠かせませんが、服装は自由ですので、気軽に歌舞伎を楽しみましょう。