しゃっくりがなかなか止まらないことで困った経験はありませんか?
実はしゃっくりを簡単に止める方法があります。
それは指を両耳に入れることです。
この止め方は私も実践しているおすすめの方法です。
そもそもしゃっくりが出る仕組みとは
原因は横隔膜が痙攣すること
しゃっくりが出る原因は横隔膜が痙攣することだと言われています。
藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)准教授で医師の近藤司さんによると、しゃっくりは、肺を動かして呼吸させる横隔膜が強く収縮して息が早く吸い込まれるのと同時に、声帯が急に閉じられる現象だ。しゃっくりの役割は不明だが、生物が水中から陸上に上がり、えら呼吸から肺呼吸に切り替わる過程で、肺に水が入らないよう気管を塞ぐ仕組みの名残という説がある。
しゃっくりの際には「ひっく」という音が出る。「ひっ」は声帯が急に閉じようとする時の声帯の振動音で、「く」は声帯が閉じて息が止まった時の音だという。
なぜ、横隔膜の収縮と声帯の閉鎖が同時に起こるのか。「しゃっくりの指令センターである延髄のしゃっくり中枢に、刺激が与えられるからです」と近藤さん。
炭酸飲料を飲む、慌てて食べる、激しく笑う、せきをする――などの刺激が、のどに分布する舌咽神経から、延髄のしゃっくり中枢へと伝わる。延髄は横隔神経を通じて横隔膜を収縮するよう、迷走神経を通じて声帯を閉じるよう、同時に指令を出す。
※出典「YOMIURI ONLINE yomiDr.」https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160825-OYTET50042/(最終閲覧:2018年5月3日)
以上がしゃっくりのメカニズムです。
たしかに、炭酸飲料をたくさん飲んだ時にしゃっくりが出ることが多いです。しゃっくりが止まらないと不快感が残りますし、少しでも早く鎮めたいですよね。
冒頭でも紹介しましたが、下記の方法が有効です。
しゃっくりの止め方・治す方法
両耳に指を入れて数十秒待つだけです。
私はこの方法でしゃっくりを止めています。それでもしゃっくりが止まらない時の対処法
しゃっくりが長期間にわたって続く場合は病院に行くことをおすすめします。
「しゃっくり外来」のある病院もあるようです。
(前略)発生から停止まで48時間以内のものを急性吃逆(※吃逆とはしゃっくりのこと)、1カ月以内のものを慢性吃逆、1ヶ月以上のものを難治性吃逆と呼んでいます。
急性吃逆は暴飲暴食やアルコール摂取などによっても引き起こされ、特に問題なく停止することが多いため問題ないことが殆どです。
一方、難治性吃逆はベースに吃逆を起こす原因となる疾患や要素が潜んでいることが多く、それを探し出して治療することが大切です。
診察としては総合診療的なアプローチをとります。全身検索を要することが多いため、特に初診は診察に時間がかかりますので診察は完全予約制にしています。(中略)
服薬などの治療のほか、生活習慣の改善が必要な方も多いため、1ヶ月以上続く吃逆でお悩みの方は一度診察を受けられることをお勧めいたします。
※出典「友愛記念病院」https://www.yuai-hosp-jp.org/about/clinical_dept/hiccup.php(最終閲覧:2018年5月3日)
おわりに
たいていのしゃっくりは指を耳に入れればおさまると思います。
私の家族も全員この方法でおさまりますので、ぜひお試しください。